じんましん ・ 口なめ皮膚

じんましん・口なめ皮膚炎

小児科BOOK

山田 真

 

なぜ、じんましんがでるの?

蕁麻疹(じんましん)の原因になるものはきわめて多岐にわたるので、実際になにが原因かをつきとめるのはほとんど不可能なのです。『日本大百科全書』には原因について次のように書かれています「多種多様の原因があげられる。体外から作用するものとしては、寒冷、温熱、日光、機械的な刺激などがある。体内から作用するものとしては、サバ、ぶり、カツオ、アジなどのいわゆる青いさかな、エビ、カニ、カキ類、豚肉およびベーコン、ハム、ソーセージなどの豚肉製品、チーズ、卵、牛乳などの動物性食品。タケノコ、キノコ、ヤマノイモ、サトイモなどの野菜類。クリ、クルミなどの木の実類、イチゴやバナナなどの果実類、そのほかパン、そば、ビール、ブドウ酒などがある。これらの食品の他にも、抗生物質などの薬剤をはじめ、室内のほこり、羽毛類、花粉類など吸入されるもの、腸内細菌叢や寄生虫(とくに回虫)が原因となることもある。以上はすべてアレルギー性の原因で起こるが、非アレルギー性の場合もある。すなわちモルヒネ、アトロピン、キニーネなどの薬剤を原因とするもの、および精神的刺激が原因で生ずる精神性蕁麻疹は非アレルギー性の蕁麻疹である。」

ここには挙げられていませんが、ぼくたちが口にする食品の多くにはさまざまな添加物が加えられていて、これらの添加物がまた、蕁麻疹を起こしうるのです。そして、最近は「結局、多くの蕁麻疹はウイルスや細菌の感染で起こっているのではないか」という説を唱える人もいるのです。

子供の蕁麻疹の原因としては食品では牛乳、卵、大豆などによるものが多く、食品添加物によるものも見られます。蜂や蟻などの昆虫に刺されて蕁麻疹がでることもあります。

●アレルギーでないじんましん

じんましんの発生にはアレルギー反応が関係するものと、関係しないものがある。慢性蕁麻疹の場合はアレルゲン(アレルギーの原因になる物質)がはっきり証明され、その物質を除去することで治るというケースは、ゼロ~数パーセントにすぎないと言われています。急性蕁麻疹の場合は、慢性蕁麻疹に比べてアレルゲンが分かる場合が多いのですが、それでも数%~10%程度です。

急性蕁麻疹でアレルゲンがわかるものとしては、食物があります。

食物アレルギーの場合、原因になる食物を口にして15分~2時間後に、かゆみとともに急に蕁麻疹が出てきます。原因食物としては鶏卵、牛乳、ナッツなどがあります。キュウイ、メロン、バナナなどの果実を食べた場合、唇がプーッと膨れる人がいますが、これは血管性浮腫と呼ばれる蕁麻疹です。

薬による蕁麻疹にはアレルギーによるものとアレルギーでないものとの両方があります。アスピリンで起こる蕁麻疹などは、アレルギーではないと考えられています。

アレルギー性のものでは、抗生物質によるものが非常に多いことを覚えておいてください。抗生物質の中でも、ケフラールという抗生物質が、蕁麻疹を起こす率が高い薬として有名です。

●アレルギーが原因かわからないケース

アレルギーによるものか、そうでないのか、はっきりしない蕁麻疹はいろいろあります。コリン性蕁麻疹(細かいブツブツの皮疹)は「運動、温熱刺激、精神的緊張などによって誘発される蕁麻疹」です。蕁麻疹の中ではどちらかと言えばめずらしいほうですが、決して少なくないと言われています。「針先で突いたような点状の発疹」であることが特徴です。

コリン性蕁麻疹は10代~30代に多く、20歳前後の青年期によくみられます。子供ではあまり見たことがありません。

運動した時や風呂に入った時、あるいは温かい食事をとったり暖かい部屋に入るなどして体が暖まったとき、喜んだり興奮した時に、針先で突いたような細かい湿疹が、おもに体の中心部に出てきます。顔には発疹が少ないのが普通です。痒みがあり、ピリピリした痛みを伴うことがあります。

刺激があってから210分ほどで発疹が出現し、数分から12時間、平均で30分ほど出ています。経過は“数年たって治るものが多い”といわれ、3年~16年、平均7.5年という報告もあって、長いつきあいが必要なのですね。コリン性蕁麻疹は汗によって出てくると考えられていますが、汗と関係なく温かいという環境だけで出てくる温熱蕁麻疹と、反対に寒冷の刺激で出てくる寒冷蕁麻疹があり、アレルギーと関係あるのかどうかは、分かっていません。

血管性浮腫という蕁麻疹の一種、血管性神経浮腫ともよばれ、以前はクインケの浮腫と言われていました。まぶたや唇、四肢、外陰部などが突然ぷっくりと腫れます。1か所だけはれることが多く、大きさはクルミ大から手掌大で、血管性浮腫は巨大蕁麻疹と呼ばれることもあります。

●原因は、細菌、ウイルス、ストレス、さらに…

まず、細菌感染による蕁麻疹があります。細菌感染にともなって蕁麻疹が起こることは1940年代にすでに知られていましたが、日本では角田孝彦さんという皮膚科医が「急性感染性蕁麻疹」という病名を使ってから、広く知られるようになったようです。

蕁麻疹というものは、ほとんど1日以内に治まるものですが、細菌性蕁麻疹はひと月以上続きます。また、赤身が強いことも特徴的です。細菌感染の種類としては、ブドウ球菌や連鎖球菌による、のどや気管支の感染が多いようです。

ウイルス感染による蕁麻疹もあります。発熱や風邪症状にともなって出る蕁麻疹は、ほとんどウイルス感染によるものと考えてよいでしょう。慢性蕁麻疹にもウイルスが関与している可能性があるといわれています。ストレスが蕁麻疹の原因になることも確かなようです。ストレスによって不安、抑うつ、怒りなどの感情が起こると、自律神経系を介して蕁麻疹が起こると考えられています。

心理的な要素が蕁麻疹の発生に関係していることも確かで、サバを食べると蕁麻疹になる人が、友人とサバの話をしていたら、それだけで体がかゆくなったという話を聞いたこともあります。蕁麻疹は、本当に不思議な病気だと思います。

●接触皮膚炎(口なめ皮膚炎)

赤ちゃんではジュースや牛乳などが口のまわりにくっついて皮膚炎を起こすことがありますが、幼児や学童の場合は、口なめ皮膚炎というものがみられます。口なめ皮膚炎は口囲湿疹とか舌なめずり皮膚炎などともいわれますが、幼児が舌で口の周りをなめることによって起こります。

なめると唾液によって皮膚がしげきされることがあります。また、唾液でぬれた皮膚が乾くにつれてその部分の皮膚が肝臓し、それが気になってまたなめるという悪循環が起こって赤くなったりするのです。痒みはないのですが、なんとなく気になってなめることを繰り返し、ジクジクしたりパリパリになったりします。

口をなめるくせが心理的な原因で起こっていることはあまりありません。しかし、「なめるな」と止めても治るものでもありませんし、止めれられればかえって気にしてなめるようになったりします。保湿剤のワセリン等で皮膚炎を治してやれば、自然になめなくなるものです。

 

紹介者からの一言

人間の体は実にデリケートにできています。特に乳幼児や子供の体は肉体的にも神経的にも成長期にありますので、色々な物に被爆してしまいがちです。しっかりと大人が注意をして守ってあげてください。

私は、蕁麻疹は身体からの警告であると思っています。重大な病気になる前の警告なので、無視し続けてはいけないと思います。もちろん薬で抑えるような治療は一時的にして、使用しないに越したことはありません。

健康な人にはめったに出てきません。不調になると出てきますので、蕁麻疹の原因究明と言って、一生懸命、原因を外に求めるのは、原因物質を究明する犯人捜しと同じです。いくら犯人を捕まえてとっちめても、原因は自分にあるのですから、犯人は自分であることを自覚して、自分の体の不調の原因をよく見た方が良いと思います。しかし、蕁麻疹の原因物質が分かれば、それは自分の体が苦手とするものであることを自覚して、できるだけ避けるようにした方がいいです。危険な物は避けて通るのが人生を歩むコツではないかと思います。原因を外に求め過ぎて、神経質になっている人ほど、パニックや騒動を起こして、保証金を請求し、訴訟まで起こし、世界を破壊する元凶だと思います。

口なめ皮膚炎もおむつかぶれと同じで、私はビタミンCが豊富な柿の葉茶で拭き、ワセリンか、メディカルアロマ療法をお勧めします。

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リンパマッサージはNPO法人日本メディカルリンパ協会の指導課を卒業しました。(現在は理事長が亡くなり廃校しましたが、現在はリンパ専門サロンとスクール名を変更して、継続しております。http://www.lymph-alice.com/)。
リンパマッサージのオイルは、ひまし油にグリセリンを半々に薄めて使用しています。ひまし油は安定、酸化しにくい油です。ひまし油はエジプト時代では薬にも使われていたようです。リシノレイン酸という脂肪酸が90%含まれていて、プロスタグランジン受容体に結合、皮膚の賦活作用、鎮痛作用、抗感染症などの様々な効能がしられています。酸化しやすいといわれるリノール酸の含有率は5%です、これは、乳幼児によく使用されているホホバオイルと同等の量です。(科学ニュースの森)。更にラベンダーアングスティフォリアとリトセアの精油で化粧水を作成して使用しています。(日本メディカルアロマ協会のアロマ療法http://www.jmaa-aroma.com/)乳幼児にはラベンダーアングスティフォリアとナチュラルモイストジェルを使用します。
ひまし油は日本薬局方を合格の油を使用しています。

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