こどもの頭痛

子供の頭痛

2013-06-24 00:33:47 m-6458の投稿 
テーマ:

 

MamaPapaの子供診断学



山田真著小児科BOOKから



PART.6 頭痛



 



子供が「頭、痛い」といいだすとドキッとしてたいへんな病気ではないかと思うようです。でも、実際には、子供はかなり頻繁に頭が痛いというものだし、そして大半はとくにたいした病気ではないのです。



まず、大人の頭痛についてちょっと、日本の現在の医療に対して、とてもおもしろい、キツーイ苦言を脳外科医の植村研一さんが書いた『頭痛・めまい・しびれの臨床』の本から、「頭が痛くて肩がこるという50歳の女性」のお話です。この女性が内科に行くとどうなるか、まず血圧を測られ、少し高いので「頭痛は血圧のせいだ」といわれて、治療が始められます。しかし、よくならない。次に整形外科にいきます。整形外科の先生は肩こりと聞いただけでまず間違いなく首のX線写真を撮ります。50歳の方なら、当然、変形性頸椎症は発生頻度から見て十分に考えられるわけです。すると、「あなたは変形性頸椎症です」とおっしゃいます。この女性が婦人科を受診した場合は、更年期障害と診断されるに決まっているし、精神科に行けばうつ病といわれること請け合いです。つまり、行った科によってそれぞれ“我田引水”的な病名がつけられてしまうというわけです



しかし、この女性の場合、肩こりがひどいために頭痛が起きているだけのことであって、肩こりを治せば頭痛もとれる、それになにか病名をつけようとしていろいろな検査をしたりするのはまったくのむだというわけなのです。



頭痛で生命に危険な病気かどうかを考えることが先決です。頭痛で死ぬ病気というのは、クモ膜下出血脳腫瘍で、この二つはけっして見逃してはいけない。クモ膜下出血の場合ってどんな頭痛かというと、「突然ピーク型の頭痛」と呼んでいます。「ガーンと突然頭が痛くなり、瞬時にしてピークに達する頭痛」なのです。



 



●緊急を要するとき



さて、前置きが長くなりましたが、子供の頭痛の場合も良性の頭痛と悪性の頭痛というふうに分けて考えることにしましょう。



緊急なことと判断しなければいけないのは、「頭部をぶつけたあとに起こる頭痛」と「髄膜炎」のふたつ、そして緊急ではないけれど悪性と考えるべきものは「脳腫瘍」とあわせてこの三つについて知っておけばよいと思います。



そこで、子供が急に頭が痛いといいだしたらどうするか、具体的に話していくことにしましょう。



まず、頭痛以外にどんな症状があるか確かめてみましょう。とりあえず首を曲げさせてみて、あごの先が胸にくっつくかどうか調べてみます。もしくっつかなかったら髄膜炎の疑いがあるので、すぐに病院へ行かなければなりません。髄膜炎の場合、かなり強い頭痛があるはずですが、「痛い、痛い」と大騒ぎするよりも、つらそうに顔をしかめてからだを動かさないようにしていることが多いので注意してください。



このほかに「ひどく機嫌が悪い」「うとうとばかりしている」「目が見えにくい」「たびたび吐く」といった症状があったら、すぐ病院へ行ってください。これらのいずれもが髄膜炎を示唆する症状です。



髄膜炎なら熱がでているはずですが、必ずしも高熱になるとはかぎらないので、たいして熱が出てなくても、症状があれば病院へ行ってください。



さて、そのよう症状がなくて、高熱があったら、まずたいていはかぜでしょう。かぜといってもいろいろあって、定義もはっきりせず、「インフルエンザはかぜなのか、それとも別のものなのか」なんてことを論じ始めるとめんどうなことになるので、とりあえず「かぜやインフルエンザが原因と考えられる」としておきましょう。



 



●頭をぶつけた場合



すぐに病院にとんでいって頭のレントゲン写真を撮って、なんでもないと言われて安心しないでください。頭をぶつけて恐いのは、脳の中で出血することですが、出血はじわじわと起きるので、すぐには症状がでてきません。血のかたまりがある程度の大きさになり、脳を圧迫するようになるとはじめて頭痛、めまい、嘔吐などが起こってくるのです。



頭をぶつけて2時間以内に頭痛がしたり、一、二度吐いたという場合はたいてい心配ないものです。むしろぶつけた直後なんともなかったのに、二時間以上たってから頭が痛いといいだしたり吐いたりしたら、これは重大なサインと考えてすぐ脳外科へ行く方がいいのです。



出血はもっとゆっくり起こって、24時間から48時間ぐらいのあいだに頭痛、めまい、嘔吐がおこってくる場合もありますから、こどもが頭が痛いと言い出したら、まずは24時間以内に頭をぶつけたことがなかったかどうかよく思い出してみましょう。



 



脳腫瘍を疑うときの頭痛



脳腫瘍を疑わせる症状としては、次のようなものがあります。もちろん、これらの症状が全部起こるというわけではなく、そのいくつかが起こります。「頭痛の性質が時を追って変化していく。頭痛の強さや起こる頻度が時を追って増加していく。早朝、目がさめたときに頭痛があり、起きるとよくなっていく。何度も頭痛のために目がさめる。嘔吐をともなう。性格やしぐさが変化してきた。学力が低下してきた



片頭痛のようなくり返し起こる頭痛の場合、いつも頭痛の経過は同じよう、つまり痛み方が同じなのです。それが変化していくときは注意しなさいということです。



次に、「目がさめたときの頭痛」ですが、植村研一さんはこんなふうに書いています。「脳腫瘍はいろいろな種類がありますが、大事なことは脳圧が亢進していることがありうるということです。脳圧が亢進した患者の特徴については、難しいことは覚えないでも結構です。要するに、人間というのは眠ると脳圧が高くなり、目が覚めると下がりというリズムがあります。



普通の人はグーグー寝て多少脳圧があがっても、頭痛を感ずるレベルには達しないので頭は痛くない。ところが、脳圧全体が上がってくると眠ってさらに脳圧があがるので頭痛を感ずるようになる。そして、目が覚めると楽になる」



植村さんは「目が覚めて、まだ起き上がらない、寝床の中にいる時に一番頭が痛かったという証言が得られたら即刻、脳外科へ紹介する必要がある」といいます。このことはよく覚えておいてください。



さて、これ以外の頭痛は慢性の良性頭痛といってよいものです。片頭痛など、話し始めればきりがないほどいろいろな側面がありますが、オリバー・サックスの『片頭痛百貨』というたいへんおもしろい本を一冊紹介しておきましょう。興味のある方は読んでみてください。



 



管理者からの一言



私が産婦人科外来で働いていた時に、待合室で待っていた女性が、急に頭が痛い、と言われ、その内に意識がなくなり、倒れかけたので、急いで中に入れて、酸素マスクをつけて、血圧を測っても測れず、脈をとっても弱くて取れずに、側にいた医師が直ぐに脳外科医を呼んでくれました。その内にその女性が意識を一旦、取り戻したのですが、それも一瞬で、また、意識がなくなったのです。その内に脳外科医が見えて、そのことを話したら、直ぐに脳外科病棟に連絡をいれ、脳外科の看護師長さんが駆け付けてくれて、外来から手術室に運ばれました。一命が救われました。さらに、救急外来に、救急車で運ばれて来た婦人で、一緒に付いて来た娘さんが「お母さんはがまん強い方で、こんなに痛いのは絶対におかしいです」と私たちに大声で訴えて、お母さんは少し痛みが楽になったようでしたが、その時にも、脳外科医の判断は早かったです。直ぐに手術室に連れて行きました。急激な頭痛は恐いですね。でも、もやもや病という脳血管奇形の脳出血の方は、本人からあとで聞いたのですが、夕飯のときに、御飯のお茶碗とお箸をもって、口に近付けた瞬間に意識が亡くなったんですと、頭痛がなくても脳出血の方もいますので、意識が亡くなるのは非常に危険です。



頭部をぶつけての頭痛は病院でCTを撮っても、すぐに診断ができないので難しいです。小学生の子供がフェンスから落ちて、病院でCTを撮りましたが、異常がないので帰宅しました。翌朝、布団のなかで死亡したようです。母親は救急外来でかなり泣いていました。さぞかし、悔しい想いでしょうね。また、図書館で棚の本が頭に落ちたことが原因だったのですが、そのことは本人も忘れていたようで、頭痛で入院していても治らず、自分の人生を諦めかけたようです。しかし、硬膜外出血とわかったら、アッ、あの時にぶつかった本が原因だったと思いだしたそうです。



扁頭痛の方も、以外に多く、救急外来にいらっしゃいます。本人はたびたびなので、また、始まったという顔でいらっしゃいます。薬も何も効果がないということで、麻酔科の先生がブロック麻酔をして、良くなって帰宅しました。



脳腫瘍は子供であれば、親も、気付かず、いつものこと、と、見過ごしてしまうようです。でも、母親がおかしいと思って病院に連れて行っても、今度は病院の医者が診断に行き着かず、振り回されて、だいぶ経ってから大病院で診断されたとも聞きます。手術も難しいところで、大人になった今では、パートの仕事が少しできるだけ、母親に攻撃するような言動があって、困っていると聞きます。



母親は、取り返しのつかない病気に子供がなったら、と考えて、大げさになりがちですが、私はむしろその方が良いように思います。軽く考えて、油断して後悔している人の方がむしろ、多いように感じます。



災害でも、むしろ大げさに準備しておいたほうが、もし、災害が起きた場合でも慌てないで済むように思います。後悔は先に立たず、です。


 

お問い合わせ
リンパマッサージはNPO法人日本メディカルリンパ協会の指導課を卒業しました。(現在は理事長が亡くなり廃校しましたが、現在はリンパ専門サロンとスクール名を変更して、継続しております。http://www.lymph-alice.com/)。
リンパマッサージのオイルは、ひまし油にグリセリンを半々に薄めて使用しています。ひまし油は安定、酸化しにくい油です。ひまし油はエジプト時代では薬にも使われていたようです。リシノレイン酸という脂肪酸が90%含まれていて、プロスタグランジン受容体に結合、皮膚の賦活作用、鎮痛作用、抗感染症などの様々な効能がしられています。酸化しやすいといわれるリノール酸の含有率は5%です、これは、乳幼児によく使用されているホホバオイルと同等の量です。(科学ニュースの森)。更にラベンダーアングスティフォリアとリトセアの精油で化粧水を作成して使用しています。(日本メディカルアロマ協会のアロマ療法http://www.jmaa-aroma.com/)乳幼児にはラベンダーアングスティフォリアとナチュラルモイストジェルを使用します。
ひまし油は日本薬局方を合格の油を使用しています。

《まこも枕》
お子様の頭痛に使用して見て下さい。
良く眠れるだけでなく、頭の病気にも効果があるようです。
詳しくは、このホームページに書いてありますので、御参照下さい。
ご購入方法は、「一休み庵 042-395-6856」に御連絡下さい。
マコモ茶も販売しています。30~40g500円。煎ると更に美味しいです。