うつる病気のウイルス・ヘルパンギーナ・手足口病「

うつる病気のウイルス・かぜ・ヘルパンギ―ナ・手足口病

うつる病気とさまざまな発疹 

小児科BOOK

山田 真

 

●病名のつかないケース

発疹性伝染疾患はたくさんありますが、こどもがかかりやすくて大人ではまれにしかみられないのが普通です。

どんな病気があるかというと「麻疹、風疹、伝染性紅斑、突発性発疹、水痘、帯状疱疹、単純ヘルペス感染症、溶連菌感染症、手足口病」などです。痘瘡と発疹チフスはいまではみられなくなっている。麻疹、水痘などは100年以上ものあいだ同じ名前で呼ばれていますし、風疹、溶連菌感染症は呼び名こそちがえ、流行はずっと続いている発疹の出る伝染性疾患はこのようなものがあるわけですが、発疹のできる伝染性疾患は、こうした名前のつくものだけではありません。

●人に感染するウイルスは数百種類

ウイルスには種類がたくさんあります。現在、人間に感染するとわかっているウイルスは数百種類で、しかも新しいウイルスが毎年のように発見されています。

そして、それらのウイルスによってさまざまな「かぜ」が引き起こされます。にくっつくウイルスによって“鼻かぜ”、のどにくっつくウイルスによって“のどかぜ”、胃腸にくっつくウイルスによって“おなかのかぜ”というようにさまざまなかぜがひき起こされるのです。

それらのたくさんのかぜのなかには麻疹、風疹、水痘などと名前をつけてもらえているものもありますが、ほとんどは「名もなきかぜ」で、特別な病名をつけてもらうことなく「ただのかぜ」とひとまとめにされてしまいます。

麻疹や水痘はなぜはっきりと病名がつけられているかというと、これらの病気は特徴がはっきりしているからです。たとえば麻疹の場合、高熱が出はじめて数日たつと、せき、鼻がひどくなり、目やにも出て顔がグチャグチャな感じになります。これは「はしか顔」などともいわれる特有な顔つきで、まだ麻疹特有の発疹が出ていなくても、「ああ、これは麻疹だな」とわかってしまうのです。(軽い場合はこういう顔つきにならず、診断がむつかしいこともありますが)。

水痘の場合は、小さな水泡(水分を含んだ小さな粒)が皮膚にたくさんできるのが特徴で、こういう水痘は水痘以外に見られないといってよいのです。麻疹や水痘ははっきり病名をつけられますが、風疹となると発疹が出ても特徴がないので、しばしば誤診される場合もあります。風疹の場合、耳のうしろや後頭部のリンパ節がはれるとか、目が赤くなるといった症状が起こることが多いので、いちおう診断がつきます。

●見分けのむつかしいウイルス

ウイルスはその性質によって大きな群としてさらにに分類されています。パルポウイルス科、アデノウイルス科、ピコナウイルスというふうに科に分けられ、ピコナウイルスは五つのに分けられ、その内の三つが人に感染するウイルスが含まれています。エンテロウイルスライノウイルス属、へパトウイルスで、エントロウイルスのなかにはポリオウイルス、コクサッキ―ウイルス、エコーウイルス、エンテロウイルスなどが含まれています。ライノウイルスには100種類にもわたるさまざまなライノウイルスが属し、へパトウイルスの中にはA型肝炎ウイルスが属しています。

これらのウイルスのそれぞれが人間に病気を引き起こしますが、ポリオはすでに自然発生はなくなったといってよい状態ですが、生物兵器として戦時に使われる可能性があるともいわれます。

ライノウイルスは、鼻かぜの原因になりますし、A型肝炎ウイルスはA型肝炎を起こします。

ポリオウイルス以外のエンテロウイルス分類されるコクサッキ―ウイルス、エコーウイルス、エンテロウイルスに感染すると、どれも発疹が出ることがありますが、その発疹は特徴のないものです。これらのウイルス感染による発疹を、ほかの原因による発疹と見分けることはとてもむつかしいのです。

たとえば、エコーウイルス9と呼ばれるウイルスの感染で見られる発疹は、風疹の発疹とよく似ているので風疹と間違えられることがあります。そのほか、多くのエントロウイルスが「発熱に麻疹や風疹に似た発疹という症状を起こします。これらの発疹は、どのウイルスかわかるまでに何日もかかるし、費用もかかるし、わかったからといって治療法があるわけでもないので、くわしく調べる必要がありません。こういうものは三~四日も寝ていれば、ちゃんと治っていくのです。

こうした発疹のなかにも特徴があって、病名があるものもあります。手足口病ヘルパンギ―ナがそうです。

●何種類もある手足口病

手足口病は手の平とか、足の裏とかいった、普通の発疹のできないところに発疹ができるという変な病気です。まだ四十年あまりの歴史しかない新顔の感染症です。ぼくが医者になって、初めてこの病気の子どもを診察したとき、「なんじゃ、こりゃ」と思いました。手の平、足の裏に小さな大豆をはめこんだようなブツブツができていて、口の中にも口内炎があるのです。これはつい最近現れた新しい病気で、欧米ではすでに病名がつけられていて、「ハンド・フット・ディズーズ」だと聞いた時は「マジかよ」日本語で「手足口病」「それってマンマじゃねーか」

この病気の原因になるウイルスはいろいろあるが、最も多いのはコクサッキ―ウイルスA16というウイルスである。潜伏期が四~六日で短い。夏、秋に流行するという特徴を持っている。

手足の発疹と口内炎の両方にできるのは、乳幼児ではほぼ100だが学童では38くらい、成人では11にすぎない。口の中にできる病変は潰瘍の形をしていて大きさは4ミリから8ミリくらいである。舌や頬の内側に潰瘍の形、えぐれた形をしている口内炎ができる。お尻にもブツブツができるがこれは水疱のようにはならない。手足にできるブツブツは押すと少し痛みがあって水疱になり、大きさは3ミリから7ミリくらいである。これらのブツブツは手の甲、足の甲におもに出るが、手の平や足の裏に出ることもある。このブツブツは一週間くらいで消える。最近、エンテロウイルス71というウイルスも手足口病を引き起こすことがわかった。この場合は重症であることが多く、この場合は無菌性髄膜炎、脳炎などを起こすこともある

●登園・登校の停止について

手足口病を引き起こすウイルスとしては、コクサッキ―ウイルスA16型、エンテロウイルス71二つのウイルスがありますが、そのほかに、コクサッキ―A4568910、コクサッキ―ウイルスB,エコーウイルスなどのウイルスまれに手足口病を起こすといわれています。

こんなにいろいろなウイルスが手足口を起こすわけですから、手足口病に1人で何度もかかることがあってもおかしくないわけです。

これらのウイルスは感染力が強いので、保育園のような集団のなかで流行しはじめると、どんどん広がります。さらに、これらのウイルスは一カ月近くも便の中に排泄されるという特徴があります。そうすると、一カ月くらいほかの人に伝染する可能性があるということになります。

もし、感染を広げないようにしようとすれば、手足口病に罹っている子どもは一カ月間、登園・登校させないようにするしかなく、現実にはこんなことはとてもできません。ですから、手足口病は登園や登校を停止する対象疾患にしないのが当然なのですが、いまでも多くの地域で「手足口病の子どもは治癒証明を持って来ない限り登園させない」といったあほらしいことがされています。こういうナンセンスなことは早く止めてほしいと切に思いますね。

ときどき重症の手足口病というもの、エンテロ71で起こる手足口病がみられるようですが、非常にめずらしいものだと思います。そういうまれなケースがあるからといって、「手足口病は恐い病気だ」と考えるのはおおげさだと思います。

手足口病は、たいていの場合、熱がないか、あっても38度台位までですが、39℃以上もあるような場合は、軽く考えないで病院を受診すべきでしょう。

●毎夏はやるヘルパンギ―ナ

もう一つコクサッキ―ウイルスによる特徴的な病気があります。それはヘルパンギ―ナです。これは夏かぜの代表といってよいもので、毎夏はやります。「のどちんこ」の上のほうに口内炎のような水疱が横にいくつかならんでできるのが特徴です。名前からヘルペスウイルスが原因かと思ってしまいますが、じつはコクサッキ―ウイルスAによって起こります。

●熱の花、かぜの花(単純ヘルペス感染症)

鼻の下や口のまわりに水疱ができる病気があります。それは単純ヘルペス感染症です。かぜをひいて熱っぽいときに口の端にブツブツができることがあり、それは「熱の花」とか「かぜの花」と呼ばれることがありますが、これは単純ヘルペス感染症です。

ヘルペスウイルスという一群のウイルスがありますが、このなかには有名なウイルスがたくさん属しています。

ヘルペスウイルスは、αヘルペスウイルス、βヘルペスウイルス、γヘルペスウイルス、に分けられますが、αヘルペスウイルスのなかには単純ヘルペスウイルス(1型、2型)、水痘―帯状疱疹ウイルスβヘルペスウイルスにはサイトメガロウイルスヘルペスウイルス6、そして、γヘルペスウイルスにはEBウイルスがふくまれています。

赤ちゃんの突発性発疹ヘルペスウイルス6型、ヘルペスウイルス7が原因になるということをちょっと言い添えておきます。

さて、このいろいろなウイルスのうち、単純ヘルぺスウイルス、水痘―帯状疱疹ウイルスは水痘と帯状疱疹を起こしますが、単純ヘルペスウイルス感染症と帯状疱疹は、体の一部分だけに水疱ができ、水痘では全身に水疱ができます。

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リンパマッサージはNPO法人日本メディカルリンパ協会の指導課を卒業しました。(現在は理事長が亡くなり廃校しましたが、現在はリンパ専門サロンとスクール名を変更して、継続しております。http://www.lymph-alice.com/)。
リンパマッサージのオイルは、ひまし油にグリセリンを半々に薄めて使用しています。ひまし油は安定、酸化しにくい油です。ひまし油はエジプト時代では薬にも使われていたようです。リシノレイン酸という脂肪酸が90%含まれていて、プロスタグランジン受容体に結合、皮膚の賦活作用、鎮痛作用、抗感染症などの様々な効能がしられています。酸化しやすいといわれるリノール酸の含有率は5%です、これは、乳幼児によく使用されているホホバオイルと同等の量です。(科学ニュースの森)。更にラベンダーアングスティフォリアとリトセアの精油で化粧水を作成して使用しています。(日本メディカルアロマ協会のアロマ療法http://www.jmaa-aroma.com/)乳幼児にはラベンダーアングスティフォリアとナチュラルモイストジェルを使用します。
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