腕振りの体操

腕振り体操

 

サイ科学的健康法            サイ科学VOL.3.March 1979 

腕を前後に振って万病を治す。       万病を治す腕振り運動        堀越 清(KDD)訳 


中国の秘宝「達磨易筋経」の紹介 


§1.腕振り療法の行い方 

腕振り療法は香港から伝来したもので、心臓病に対しても非常に効果があるが、継続してやり抜くことが大事である。この療法には充分な合理的根拠がある。手を振るときは、身体を直立させ、足はしっかりと大地をつかまえていなければならない。足と足の感覚は肩の幅とし、両肘は一緒に前または後ろに振り、後ろに振るときは少し力を入れ、前に振るときは力を入れず、反動で戻ってくるようにし、両肘は真っ直ぐに伸ばし、曲げるのはよくない。目は真っ直ぐ前方を見、心に邪念を懐かず、黙って数を数え、はじめは、2300回振り、徐々に増やし14回から24回余り・約30分行う。(または「南無阿弥陀仏」の六字を心に念じるのも心を静かにするのに効果がある。)

 

§2.腕振り療法の大要 

腕振り運動は、体を健康にする上で非常に効果のある運動で、最近この鍛錬に参加する人はますます増加し、沢山の不治の症状がすべて治り、その効果は人を驚かせ信じ難いものであった。腕振りは会得し易く効果は早く、あらゆる慢性の病気は殆んど治る。いかなる病気も、固定したまま変わらないものでは決してない。ポイントは永く続けることにある。

 

§3.腕振りの原点 

腕振りの原名は「達磨易筋経」12巻で、非常に有名で数多くの書物が普及していたが、早くから失われ、最近になって発見されたもので、中国医学中、最も貴い民族文化遺産の一つである。ただ惜しむらくは、多くの人が理解するには、やや難しい恨がある。

 

§4.腕振りの特点 

「上虚下実」(身体の上半身を充実させる)は動作が穏やかで、精神を集中して両腕を振ることによって、上半身が緊張し下半身が弛んでいる体質を、下半身を緊張させ、上半身を軽やかにする体質に変え、疾病を自ら去らせることが出来る。

 

§5. 腕振りの16の秘訣 

上を虚しく、下を充実させ、頭は、ふわりと、口は軽く歯を合せ、胸はゆるやかに背は力を抜き、腰は軸とし、上腕は振り動かし、肘は引き落とし、前腕は揃え、手の平は空を切るように、腹はどっしりと、股は力をゆるめ、肛門は上にあげるようにし、踵は静に平らにおき、足裏は地面をつかむようにするのがよい。

 

§6. 反応作用の問題(副作用) 

針灸、按摩には、反応作用があるが、腕振りの後は一そうの反応作用がある。この反応作用は、こもった気と血に変化が生じたのであって、作用のきまったものとしては、胸と腹が軽くなり、脚に熱を生じ、おくび、おならが出、だるかったり、しびれたり、熱かったり、冷かったり、虫が動いたり、半々である。悪い所に反応が現れるのは、すべて正常で、効いているのである。問題はただ中断せず、最後までやりとおすことで、これ等の反応作用は体質改善上何等問題はない。

 

§7. 腕振りは何故病を治せるのか 

人体内において最も平衡を保たなければならないのは何であるか、中国医術では、それは「気と血」であるとしている。「気血」に問題が有ると、百病が生じるのである。病気が多いと、量から質が変化し衰える。これに反し「気血」が流通していると万病は自ら去るのである。この原理に基づき腕振りは根本から「気血」を改変し体質を改造し、心身と気血が平衡し、万病は自ら消滅することとなるのである。

 

§8.腕振りで万病が治る 

△.毎日午前2,000回,午後2,000回,夜2,000回連続5ヶ月間の腕振りで肺癌を消滅させ得た。

△.関節炎で大便のあと出血、同時に食道癌を病んだが腕振り後、両方とも快くなり食道癌も日を遂って消滅し状況は改善された。

△.頸部リンパ腺癌……毎日1,000回の腕振りで胃が大きくなり、リンパ癌は遂次消滅した。

△.腕振り5.6ケ月で半身不随消滅および肺癌を治すことが出来た。

癌とはそもそも何なのか?癌と瘤とは共に気血の塊ったもので、経絡がつまって通じない結果、吐き出された「廃物」である。血液の循環が緩慢となり、質が重く、リンパ、粘液、胞汁等が変化し、また血液の活動力、効力が不足し、熱量が不足し、これ等の廃物が排出されず、消化されないため出来たものである。腕振りをした後は、胃が活動し、新しい血が増え、肩肘が力を得、上半身の負担(力みと硬化)が解け、腹部の横隔膜は、腕振りの上下運動によって腸と胃の間に強靭な気を生じさせ、胃との間には気が動き興奮と抑制の作用を起こさせる。また血液は熱量を生じ、古いものを吐き出し、新しいものを吸収し、気を補充し血を増やすのである。

 

§9.腕振りで肝臓病が治る 

若し肝硬変の末期の復水が治るなら、肝臓    に熱が出て大きく腫れ上がることはない。 何故か、これは気血の問題なのである。肝臓が病み適正でなくなるのは、気と筋肉が健全でなく、水が貯まり排出できないからで、当然苦しく、胃、脾臓、胆のう等に影響する。腕振りを以ってすれば、これを解決することが出来る。腕振りをすると、すぐ、おくび放屁が出て非常によく、中国医術理論では三焦を越したことになり新陳代謝が起こったのである。 肝臓が硬化したのは死んだのであり、それでも新しく生まれ変わり得るのであろうか。硬化は質であって機能が萎廃し、働かないのは事実である。内不均衡があって殆んどこの気血が活力不足となるが、腕振りの一張一緩は気血を活躍させ、一方胃を働かせ新しい血を増やし更に身体の孔が通じるようにし、毛孔が開き、肝臓は停滞状態から次第に新生し、硬さがとれ、塊がなくなり硬いものが柔らかくなる。硬いものが柔らかくなるのはすべて変化があって、中国医の傑出した創造、発見である。

 

§10.腕振りで眼病が治る 

△.高血圧になると眼に影響があるが、腕振り後は血圧は正常に復し、眼鏡の必要はなくなる。

△.白内障の患者は一日2回、朝800回、夜1,000回の腕振りで、4週間後には、物が見えるようになった。

△。トラコーマ、色盲、まぶたに生じる小さなこぶは腕振り後体質が倍増し、胎動が増加すると眼も故障が無くなる。

腕振りが眼に利くということは、体に秩序を行き亘らせることで4.500度の眼鏡をかけた人が、腕振り後は不要となった。本や新聞を読む時目をこらしても、よく見えなかった人が腕振り後はっきり見えるようになった。 何故であろうか、同経典では眼は血を受けて観ることが出来るので、これは血にかかわる問題の一つであって、血が回らないと当然、各種の病変が起こる、と説いている。腕振りの後、体に秩序が行き亘ると、道を歩くことが出来、よく眠れ、大便が通じ、新陳代謝に変化がおこったことが証明される。 

§11. 腕振りで半身不随が治る 

「半身不随は」中風、高血圧、関節炎はよく一緒に起こるものである。これは身体の内部の「気血」が不均衡でその循環と分布に影   響が起こり、経絡、筋肉、関節がおこったものである。特徴は右と左の脈が一致せず、片方が強()く、片方が弱(少)く、時には1分間で20回、10回の脈拍数の差があり、往々にして片方の手足が、だるくて痛く、しびれる反応がある。実際には高い方、低い方とも問題があり、高い方は血が塞がっており、低い方は気血が行き亘らないのである。腕振りはこの病気に対して特効がある。何故だろうか?腕振りは、単に治すばかりでなく、中風の前兆を予防する事となる。左右の血液の流れに渋滞があると、脈に不均衡があらわれる。

中国医術には「脈はかかとより始まる」という言い方がある。腕振りのすべての動作は腕振り後、脈に変化を起こさせる。脈は五臓六腑を代表するものである。半身不随は頭重脚経すなわち上実下虚である。 

 

 

§12.手歌 

 手歌

(1)用脚踏○肩下沉―上三下七有恒心

能去頭重脚○病―精力充○○體○○

(2)用手治病的原因―勝似推○○○金針

気血不通起百病―気和心平病○侵 

 

§13.腕振りと脈の変化 

脈を見るのには中国医学の一大発見で古代医学業は脈の作用に対して非常に繊細な研究をして輝かしい成果を得ている。脈の変化の中から五臓六腑の変化と体質の強弱を知った。腕振りが病気を治せる最大のゆえんは、これによって、その結果が脈に反映されるのである。

(1)  心臓病、高血圧は、一般に脈が高く浮いて非常に高くなり、血圧が上がるほど速くなる。このため心臓病と高血圧は密接な関係がある。正常の脈は16080で長く力強く深い。心臓病、老人では虚弱な人の脈は低く60位で微弱で、低血圧の人の脈は不規則で弱い。

(2)  神経症、精神分裂症、腎臓病の人の脈は早く清かで表面に浮き出て感じられる。中国医学では、心臓と腎臓が交わらなければ脈はゆっくりとし病も治ると言っている。

(3)  血液の病、琳派の病の人の脈は一般に遅く弱い。あるときは圧しても感じられず、また左右が同じでない。両方の脈が不揃いということは血の流れも不揃いということである。

(4)  半身不随、中風の人は往々両方の脈が揃わず、1分に20パルス位の差があり、関節とも関係があり一方がつまり、一方に圧力がかかっているのである。

 

§14.腕振りの後改善されるのは何故か 

脈が非常に早いときは、血は気をコントロールすることが出来ず、気は損失される。それはすなわち血分の不足となる。手が十分に血を補うことが出来ると、気をコントロールする作用が生じる。どのように血を補うか、胃腸を按摩し運動を増加させ、栄養を吸収させることに対し補充をおこなうのである。

脈拍が非常に遅いのは血の循環に障害があるか、血液の量が不足しているのである。腕振りの後は、四肢は運動を起こし、背、胸、腹を引っ張って動かし、停滞が通じるようになり塞がった血が流れるようになり、当然脚も正常になる。脈の変化はすなわち気血の通る径の変化である。ではどのように変化したのであろうか?

脈が踵から、はじまるようになったのである。腕振りの中心は脈にある。脚が靭くなるのは、老木が根を生じ、柱を建てたと同じであり、脚にある気血に按摩を行ったと同一の作用を起させ、このため脚の気血が全身に行き亘り、筋肉、皮膚、関節、がすべて改善され易くなるのである。 上半の部分3、下半7、手は3、脚は7、手を上げると時は3で虚であり、手を下げるときは7で実である。

 

 

この原文は本会会員蔵広思先生が2年前に台湾より、お土産として持参されたものをKDD古橋常務の御好意により表記の堀越さんに委託して翻訳されたものである。伝えられる所によると、この文書は馬王推の遺体とともに発見されたという。それだと2000年以上前の古文になるが、一方達磨大師が普及したとなると約1400年前となる。いずれにしても古いもので、香港を経由して台湾に伝えられた。原文にはなるべく広く発表されることを希望する旨そえてあったが、今回上記の方々の御好意により本誌に掲載させていただくことにした。サイ科学的健康法としてこれほど簡単な方法はなく、これほど効果のある方法も少ないと思う。現に80歳以上の方にこの方法をお奨めし、その方は忠実に実行された結果、病院通いであきらめていた緑内障と高血圧が全癒した。それでは何がサイ科学かと反問されると、それは気あるいプラナの作用としか、今の所答えられないが、完全な科学的説明の方が実際より複雑・困難であろう。 (閲記)

 私はこの体操を夫と一緒に、毎朝、ラジオ体操が終了した後で、20分間やっています。肩がすごく軽くなってきます。五〇肩にならないで済むと思いますよ。前に手を伸ばした時に、左右の中指と中指を軽く合せると、平衡感覚がより一層よくなると思いますので、お勧めです。
*足の裏の前1/3の部分に重心を置くこと。かかとが少し浮くくらいが良いです。踵に重心を置くと腰が痛くなります。 

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リンパマッサージはNPO法人日本メディカルリンパ協会の指導課を卒業しました。(現在は理事長が亡くなり廃校しましたが、現在はリンパ専門サロンとスクール名を変更して、継続しております。http://www.lymph-alice.com/)。
リンパマッサージのオイルは、ひまし油にグリセリンを半々に薄めて使用しています。ひまし油は安定、酸化しにくい油です。ひまし油はエジプト時代では薬にも使われていたようです。リシノレイン酸という脂肪酸が90%含まれていて、プロスタグランジン受容体に結合、皮膚の賦活作用、鎮痛作用、抗感染症などの様々な効能がしられています。酸化しやすいといわれるリノール酸の含有率は5%です、これは、乳幼児によく使用されているホホバオイルと同等の量です。(科学ニュースの森)。更にラベンダーアングスティフォリアとリトセアの精油で化粧水を作成して使用しています。(日本メディカルアロマ協会のアロマ療法http://www.jmaa-aroma.com/)乳幼児にはラベンダーアングスティフォリアとナチュラルモイストジェルを使用します。
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詳しくは、このホームページに書いてありますので、御参照下さい。
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