赤ちゃんの腹痛・嘔吐・下痢 ウイルス性?

赤ちゃんの腹痛・嘔吐・下痢 ウイルス性?

MamaPapaの子供診断学

山田真著小児科BOOKから

PART1 腹痛

 

  ふだん起こる腹痛

実際、ふだん起こる腹痛は、たいていがおなかにガスがたまったためであり、さすったり、温めたりしていれば、ガスが散ってしまって痛みがなくなってしまうことがほとんどなのです。

  あわてないために

お母さんがこどもの突然の腹痛であわててしまうのは、いつかどこかで「こどもの腹痛は手遅れになると怖い。虫垂炎や腸重責はちょっとした時間の遅れが命取りになることがある」といった情報がすりこまれているからでないでしょうか。しかし、その情報は少し修正する必要があるのです。「手遅れになってはいけない」というのは、たとえば「発病してから24時間そのままにされておくと危険だ」という意味で、一分一秒を争うといった意味ではありません。

  急に「お腹が痛い」といいだしたとき

こどもが急に「おなかが痛い、おなかが痛い」と騒ぎだしてもオロオロする必要はありませんほんとうに重大な病気でおなかが痛いときは、騒いだり転げまわったりしないで、じっとしていることが多いものです。動くと痛みが強くなるし、大声を出しても痛みが強くなるから、なるべくじっとしているのです。

急に「お腹かが痛い」といいだした場合、病気として考えられるのは圧倒的にウイルス性胃腸炎です。これは「おなかのかぜ」といわれたり「かぜがおなかに入った」と表現されたりもします。この場合、吐きながら腹痛を訴えるという場合もあります。しかし、ウイルス性胃腸炎と簡単に考えてしまっていいのか、重大な病気を見逃すことはないか、という心配をされる方もあるでしょう。それは当然で、正しい考えでもあります。「十中八九、おなかのかぜだろうけど、虫垂炎のこともあるから注意しなくては」と考えながら診察するのです。虫垂炎はたいへん危険な病気なので十分注意しておく必要があります。そこで、虫垂炎とウイルス性胃腸炎はどこがちがうかを知っておくと役に立ちそうです。

  「ヤバイ腹痛」のとき

ウイルス性胃腸炎の場合は、おなかのうちどの部分がとくに痛いということはなく、おなか全体が痛いというのがふつうです。

虫垂炎の場合は、最初のうち、みぞおちあたりが強くなるけれど、時間がたつにつれて痛みは右下腹部のほうにだんだんと移っていくという特徴があります。

しかし、小さい子供の場合は、どこが痛いかと聞いてもはっきりと答えてくれません。おなかを押しながら「痛い?」と聞くと、どこでも痛いと返事したりして、あてにならないのがふつうです。なにも聞かないで、世間話などしながら(子ども向けの世間話というのもむつかしいけれど)さりげなくおなかを押していきます。平気でおしゃべりしたり、くすぐったがったりしていればまず大丈夫。痛そうに顔をしかめたらその場所に痛みがあるのはたしかですし、おなかをさわられることをひどくいやがるようなら危険信号です。

  虫垂炎、腸重責

もうひとつ、虫垂炎の場合は、腹痛が始まると何時間も痛みが続くのです。ウイルス性胃腸炎では、痛がっていたと思うと痛みが止まり、またしばらく痛くなるというふうで、痛みは間欠的です。痛みが始まってそのままずっと続き、2時間もたったら病院へ行くようにしましょう。

2時間、3時間と続きジワジワト痛みが強くなっていくような腹痛が「ヤバイ腹痛」と考えて下さい(腸重責は4ヶ月~10ヶ月の赤ちゃんに多く、突然苦しそうに泣き始め、しばらくしてケロッとしてなんでもなさそうにしていたあとまた泣き、こんなことをくり返しているうちどんどん苦しそうな感じが増し顔色も悪くなってきます。こういう“間欠的に苦しそうに泣く”という症状があったら、すぐ病院へ行ってください。足を曲げておなかのほうへひきよせる姿勢をとることが多いので腹痛が起こっていると思いますが、なにしろ赤ちゃんですから、痛いといってはくれません。

とまあ、このあたりが「素人でもできる子供の腹痛診断」です。

 

PART2 下痢と嘔吐・ウイルス性?

こどもの場合、下痢と嘔吐はつきものといっていいので、両方を一度にあつかうことにします。

さて最初に、下痢の原因探索を始めてみましょう。まず、急性の下痢と慢性の下痢とがあります。慢性の下痢というのは、一か月も二カ月も下痢が続くというようなものですが、こどもの場合、こういう下痢は少なく、ほとんどが一週間程度で終わる急性の下痢です。そして、急性の下痢のほとんどが、ウイルスあるいは細菌によるものなので、ここではまず、それらの下痢についてお話していくことにします。

  夏の下痢、冬の下痢

急性の下痢のほとんどがウイルスや細菌によるものといいましたが、ウイルス性の下痢、細菌性の下痢、それぞれのはやる時期はことなっています。具体的にいいますと、「真夏は細菌性の下痢がはやり、真冬はウイルス性の下痢がはやり、それ以外の時期はウイルス性、細菌性の両方がみられる」といってよいでしょう。とくに、とくに、七月から九月は細菌性の下痢が多く、十二月から二月はウイルス性の下痢が圧倒的に多いのです。そして、夏と冬ではどちらが下痢がおおいかといえば、冬のほうがずっと多いので、現状では「こどもの下痢は冬に多く、そのほとんどはウイルス性のもの」といってよいと思います。そこでまず、冬に起こるウイルス性の下痢の中で最も多い「ロタウイルスによる下痢症」について、少しくわしくお話します。

ロタウイルスによる下痢症は、冬に多く起こります。これにかかるのは乳幼児が多く、とくに生後六カ月から二歳のあいだのこどもに多いのです。年齢が大きくなると、ロタウイルスに感染しても発病しないで終わることはよくありますが、六か月から二歳ぐらいですと、感染したらほとんど発病します。女の子よりも男の子のほうがかかりやすいともいわれています。

 

ロタウイルス胃腸炎の場合

●病気の始まり

まず、病気の始まりは嘔吐からということが多く、嘔吐に引き続き下痢もおこってくるという経路がもっともふつうの経路といってよいでしょう。しかし、嘔吐と下痢が一度に始まることもあり、嘔吐がなく下痢だけということもあります。しかし、下痢だけというケースは、全体の十分の一程度にすぎません。

発病の最初から熱が出るのは半数で、熱が無い場合もかなり多いことを覚えておいてください。三割ぐらいのケースでは、せきも出ます。

ここでまとめてみると、「ロタウイルス胃腸炎は、嘔吐、下痢、発熱、せきなどの症状で始まるが、多くの場合は嘔吐から始まる」ということです。この嘔吐の始まりに特徴があるので、これもおぼえておいてください。それまで元気にしていたこどもが突然吐きはじめるのです。元気だった子供が突然吐きだすので、親は不安になり、オロオロしてしまいがちですが、このようにいきなり吐く場合は、ほとんどがウイルス性の胃腸炎なのであまり心配しなくていいのです。(ロタウイルスよりもノロウイルスによる胃腸炎のほうが多いのですが、ノロウイルスについてはあとでお話します)

一方、一時間も二時間もおなかを痛がっていて、そのあとで吐いた場合は、虫垂炎など重大な病気の可能性もあるので要注意、急いで病院へ行くべきです。

  嘔吐はいつまで続く?

さて、嘔吐がどのくらい続くかというと、どんどん吐く場合は半日から一日くらいで終わるのがふつうです。しかし、このとき、脱水でぐったりして、しかも、かなり強い腹痛を訴えることもあり、こんなときは、病院での点滴による治療が必要となります。どんどん吐かない場合、一日に数回といった嘔吐が三、四日も続くことがあります。食欲がなくてまったく食べず、お茶やスポーツドリンクさえも吐いてしまって受け付けないということがあり、そんなときは入院が必要なこともあります。

いずれにしても嘔吐は二、三日でとまります。嘔吐と前後して下痢がはじまりますが、下痢が続く期間は長く、短い場合でも五日間、長い場合は三週間も続くといわれています。しかし、たいていは一週間ぐらいでよくなるものです。「いちばんありふれたロタウイルス胃腸炎の場合、下痢は一週間ぐらい続くことが多い」ということを記憶にとどめておけば、安心して治る日を待てるだろうと思います。

  便の内容はどんなもの?

まず、ほとんどの場合、水のような便になります。粘液のようなものがまじることもよくあります。ロタウイルスで起こる下痢だと、色はかならず白くなると思っている人もいますが、そんなことはなく、三分の一ぐらいの子供が白色便を出すにすぎません。でも、「白色便性下痢症=ロタウイルスによる下痢」と考えている人はたくさんいるはずで、そういう人はたいてい「白色便はおそろしい」と思ってもいるはずなのです。昔の「白色便性下痢症」はそれはすごいもので、米のとぎ汁のような便がパシャパシャ出るのです。こういう便がでるので、数時間で脱水状態になることもあり、その激しさがコレラに似ているということから「仮性コレラ」とも呼ばれました。しかし、最近はどういうわけかロタウイルス胃腸炎が軽くなって、重症のものは、ほとんどみなくなってしまいました。ですから、いまは白い便になっても怖がる必要はなく、白色便でもこわがらないこと!

  胃腸炎を起こすその他のウイルス

ロタウイルス以外にも胃腸炎を起こすウイルスがあります。まず、アデノウイルスです。アデノウイルスは夏にのどのかぜや結膜炎を起こすことで有名なウイルスで、乳幼児で下痢を起こす事も結構ありますが、たいていの場合、軽く済みます。経過はロタウイルス胃腸炎によく似ています。

次はノーウオークウイルスです。ロタウイルスが乳幼児の胃腸炎の原因として知られるのに対し、このウイルスは学堂や成人で胃腸炎を起こします。症状はやはり嘔吐、下痢、腹痛、発熱などで、二、三日の経過でよくなります。これも軽い胃腸炎といってよいでしょう。

これら小型球形ウイルスと呼ばれているウイルスが、最近乳幼児や学堂での胃腸炎の原因として増えて来ていることを紹介しておきます。これはたいてい軽い下痢と嘔吐で終わります。

  冬に多いノロウイルス胃腸炎

ノロウイルスによる胃腸炎は、ロタウイルス胃腸炎と同様、冬に多くみられます。しかし、ふたつの胃腸炎の流行する時期は少しずれていて、11月~12月にはノロウイルス胃腸炎が流行し、1月頃は両方が流行、そして、2月~3月ごろは、ロタウイルス胃腸炎が流行します。ノロウイルス胃腸炎の特徴は二つあり、一つは「主な症状は吐き気、嘔吐で、下痢は軽い事が多い」ということで、もう一つは「こどもだけでなく成人にもよく見られる」ということです。では、先ず、症状のほうをお話しましょう。潜伏期は24時間から48時間、つまり、他人から感染してから12日で発病します。強い吐き気と嘔吐で始まることが多く、どんどん吐いて脱水になり、点滴による治療をしなければならないこともあります。下痢と嘔吐と同時に起こることもありますし、嘔吐がおさまってから下痢がはじまることもあります。嘔吐だけで下痢がおこらないこともあります。吐き気やおう吐は23日でおさまることがおおく、下痢も45日位のうちに治るのが普通です。とくに薬を飲む必要もなく、自然になおります。

  大人にもうつりやすい

ロタウイルス胃腸炎は乳幼児だけがかかるといってもいいほど生後六カ月から二歳くらいのまでのこどもに多く見られますが、ノロウイルス胃腸炎は子供も大人もかかります。一家総倒れといった感じになってしまうこともあります。

予防は手洗いをよくすることです。大人がこどもの吐物や糞便を始末しようとするときにふれて、手にウイルスがくっつき、そこから自分や他の人にうつしてしまうことが多いからです。

  アデノウイルス胃腸炎

アデノウイルスは、のどのかぜを起こすウイルスとして有名ですが、色々な種類があって、40型と41型という二種類のウイルスは、のどかぜは起こさず胃腸炎を起こします。この胃腸炎は、冬に限らず一年中みられます。二歳以下の乳幼児がかかるのが普通で、嘔吐はなく、“長期にわたる下痢”が特徴です。下痢は、10日~2週間ぐらい続くことも少なくないといわれています。

 

管理者からの一言

新米ママは、子育てだけでも不安だと思います。更に赤ちゃんが病気になれば、慌ててしまいます。不安や恐れを無くす方法は、知ることです。

昔のお母さんは直ぐに、病院には行けない状態だったので、家庭医学書で勉強していました。今のお母さんは直ぐに病院にいって、赤ちゃんに薬をのませます。アレルギーは食べ物だけが原因ではありません。薬にもあることを知って下さい。お母さんがしっかり勉強して、必要のない薬は、できるだけ赤ちゃんに飲ませないようにしたいものです。

お問い合わせ
リンパマッサージはNPO法人日本メディカルリンパ協会の指導課を卒業しました。(現在は理事長が亡くなり廃校しましたが、現在はリンパ専門サロンとスクール名を変更して、継続しております。http://www.lymph-alice.com/)。
リンパマッサージのオイルは、ひまし油にグリセリンを半々に薄めて使用しています。ひまし油は安定、酸化しにくい油です。ひまし油はエジプト時代では薬にも使われていたようです。リシノレイン酸という脂肪酸が90%含まれていて、プロスタグランジン受容体に結合、皮膚の賦活作用、鎮痛作用、抗感染症などの様々な効能がしられています。酸化しやすいといわれるリノール酸の含有率は5%です、これは、乳幼児によく使用されているホホバオイルと同等の量です。(科学ニュースの森)。更にラベンダーアングスティフォリアとリトセアの精油で化粧水を作成して使用しています。(日本メディカルアロマ協会のアロマ療法http://www.jmaa-aroma.com/)乳幼児にはラベンダーアングスティフォリアとナチュラルモイストジェルを使用します。
ひまし油は日本薬局方を合格の油を使用しています。

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詳しくは、このホームページに書いてありますので、御参照下さい。
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