赤ちゃんの発熱

赤ちゃんの発熱

MamaPapaの子供診断学

山田真著小児科BOOKから

PART8 発熱

体温を計ることということ

子供の高熱はこわくない」というのがぼくが一貫していいつづけてきたことで、そう発現するのが自分のライフワークなのかもしれぬなどとまで考えている今日このごろです。なにしろ「こどもの高熱はこわい。頭をやられるかもしれない」と恐れている人は、世の中にいくらでもいるのですから。

しかし、熱がこわいものではないということは、小児科医が昔からいいつづけてきたことなのです。

この本は、あの有名な羽仁もと子さんの編著で、実際には「医学博士・果糖照麿さん」が書いたものです。この本の「小児と体温」という症ではまず、「幼児の体温は35.8度から37.3度くらいまでで、一般に大人より高めである」と書かれ、そのあと、次のような文章がでてきます。「子供の体温は以上のようで、平成でも大人より高いのであるが、特別に発熱した場合においても、大人より高いのであるが、特別に発熱した場合においても、大人より熱に耐える力が強い。

か弱い子供のことであるから、高度の熱を出したなら、すぐによわってしましそうであるが、組織の新しい回復力の強いものであるから、なかなかそうでない。母親の中には子供の熱の高くなるのを恐れるあまりに、医者から解熱剤などをもらっておいて、少し熱が出ると用いるようにする人もあるけれども、解熱剤は熱をいくらか下げるかわりに多くの障りを持つものであるからむしろ好ましくない。熱を少しでも下げたいという方にのみ熱心になって解熱剤をたびたび用いすぎるよりも、いっそ子供はわりあいに熱に耐えやすいものだと考えている方がよいと思う」

どうですか。これはいまから80年以上も前に書かれたものなのですよ。非のうちどころがない、説得力ある文章ではありませんか。こどもは「組織の新しい」ものだから高熱ぐらいで弱ってしまうことはないと断言されていますが、組織の古いぼくなどは、「子供がうらやましい」とあらためて思ってしまいます。「解熱剤がむしろ害になるという記述も感心させられますね。

 

  「高熱」「微熱」の範囲

「高熱」はだいたい39℃以上ぐらいと考えるのが常識的だと思います。37.5までの熱は、とりわけ子供の場合、正常な範囲と考え、37.5度から38度を微熱と考えるのがよいとと思うのです。

  37度から37.5度の熱が続くとき

まず、年齢を考慮に入れなければいけません。赤ちゃんの場合は「平熱」といえるものがないといってよいでしょう。一歳未満の赤ちゃんなどは、周囲の気温が上がったり下がったりすると、それにつられて体温が上がったり下がったりします

たとえば、こんなことがあります。夏、炎天下をお母さんがおぶって自転車できて、待合室で体温を測ってもらうと、37.6度とか37.8度とかいう体温になっていることがあります。そこで、冷房のきいた待合室で15分ほど休んでもらい、もう一度測ってみると、36.8度に下がっていたなどということはよくあるのです。

ですから、一歳未満の赤ちゃん、体温調節のうまくできない障害をもっている子などでは、外界の気温の影響を受けないところで体温を測定してみる必要があります。

そういう特別なケースを除いていて、3737.5度の熱が続くときを考えてみましょう。たとえば、夏のヘルパンギーナ、咽頭結膜熱(プール熱)、冬のインフルエンザなど、五日以上も高熱が続くような病気にかかったとしますね。そうすると、病気がなおってからもしばらくの間、平熱がいつもより高いという状態が続くことがあるのです。この場合、心配はまったく不要です。

次に、慢性的な耳鼻科の病気(副鼻腔炎)が原因で、微熱になっていると思われることがしばしばあります。気になったら、一度耳鼻科へいってみるのもいいと思っています。

「薬剤熱」と呼ばれ、薬に対する一種のアレルギー反応として高熱がでるようなのです。咽頭炎(のどかぜ)にかかって、抗生物質をもうしばらく飲んでおいたほうがよいだろうということで飲み続けていたら、また、高熱がでてきて、原因がわかりません。抗生物質の服用を中止したところ、熱はスーッとさがってしまいました。ダラダラ薬を飲み続けている場合はキッパリと薬をやめてみること。

  何も薬を飲んでいない場合は、体温をはかるという行為自体をキッパリとやめてしまうこと。体温というのは微妙なものです。保護者が不安になって子供の体温をしょっちゅう測っていると、それだけで子供の体温が上がってしまうのではないでしょうか「不安ストレス」といって、不安感がストレスとなって体調を崩すということは、日常診療しながら、しょっちゅう目にします。

  電子体温計の問題

研究によれば、予測式の電子体温計は水銀より0.5度くらい高めに出る、あくまで予測であるから測定に誤差が出やすい、ということで、正確な体温を知りたければ、旧来の水銀体温計で10分間測ることだそうです。微熱、微熱などと騒いでいるのも、体温計がうみだす誤差を騒いでいるにすぎないという例もけっこうありそうですね。

  減らない「熱恐怖症」

子どもが高熱になると「このままどんどん上がって死んでしまうのではないか」「高熱で脳が侵される」「死ぬのではないか」と思っているお母さん、お父さんがたくさんいます。

そこで、まず、「高熱で死ぬことはないし、後遺症が残ることもない」といっておきます。ただし、高熱を起こす病気はありますから、中には生命にかかわったり後遺症を残したりする病気もないわけではありません。たとえば、脳炎、脳症といった病気の場合です。しかし、こういう病気は極めて稀です。子供が熱を出すたびにそんなにめったにみられない病気の可能性を心配するのは、ちょっと頭痛がするからといって脳腫瘍ではないかと考えてしまうようなものです。

ですから、まず高熱を恐れないこと、そして、こどもの場合は熱の高さと病気のあいだになんの関連性もないということを、しっかり肝に銘じてください。

実際、生後4カ月から1歳ぐらいの赤ちゃんが39度以上の熱を出している場合、可能性として考えるのは、突発性発疹、かぜ、中耳炎の三つです。そして、ほとんどの赤ちゃんがこの三つのうちのどれかにかかっているのです。

  熱の原因の見分け方

突発性発疹、かぜ、中耳炎の三つをどう見分けるかをお話ししましょう。「発熱以外にほとんどなんの症状もなかったら突発性発疹のはじまり、せき、鼻水、眼やになどの症状があったら風邪、やたらにぐずって機嫌が悪いときは中耳炎と、だいたいそんなふうに考えていいでしょう」突発性発疹は、ほんとうに発熱以外なにもない病気です。生後7か月の赤ちゃんを抱いたらなんだか体が熱い、そこで熱を測ったら39℃もあった。だけど。赤ちゃんはケロッとしてどこも悪そうに見えない。ニコニコ笑うし、遊びたそうにもしている」これはもう、突発性発疹の疑い濃厚といえます。3日間程高熱が続き、そして急にストンと熱がさがり、それから半日か1日ぐらい後に、体、顔に発疹が出てきます。発疹がでたあとはかなりぐずります。赤ちゃんにとってただの高熱はつらくないのでしょうが、発疹のほうは、かなりかゆいのだろうとおもわれます。

  突発性発疹のいろいろなかたち

「突発性発疹とは三日間高熱がでたあと下がって半日から一日して発疹が出る病気」は典型的なケースであって、ほかに色々な形があります。熱が一日で下がって発疹が出てくるケースもあるし、五日ぐらい続いてから下がって発疹がでてくるケースもあります。さらに、熱だけ出て発疹が出ない場合や、微熱程度のあと、発疹が出る場合もあるようです。いわゆる不顕性感染、感染しても発病しないというばあいもあります。ただ、発熱時にけいれんを起こしやすいということはあります。生まれてはじめて熱性けいれん(ひきつけ)が起きたのは、突発性発疹のときだったという子供もはおおいのです。

  “やたらにぐずる”中耳炎

赤ちゃんが中耳炎を起こすことはかなり多いといわれています。熱が高くて機嫌の悪い赤ちゃんは、中耳炎の所見が見られることが少なくありません。“耳に手をやる”というのも中耳炎のサインとして有名です。それから、熱が出ているときに首を振るということがあったら、この場合は中耳炎を疑ってみるべきでしょう。

  “いわゆるかぜ”のとき

かぜのなかには、鼻のかぜ、のどのかぜ、気管支のかぜ、おなかのかぜ、などといろいろありますが、どれも高熱を出す可能性はあります。かぜのとき、高熱が出たら、ふつう三日間は続くのがあたりまえと思っておいてください。ウイルスや細菌は39℃から40℃くらいの高熱に一番弱いといわれていますが、といって、ウイルスや細菌が直ぐに死んでしまうわけではありません。戦いは三日~五日は続くのです。だから、熱は三日~五日続くのがふつうだと思って下さい。一週間も続いたらほかの病気も考えねばなりませんが、その場合どんな病気が考えられるかについては、次にお話しします。

 

管理者からの一言

最近、我が初孫が6ヶ月になりました。最近、離乳食を始めたようです。

離乳食を食べ始めると、腸内細菌槽が急激に変化します。西原克成先生は赤ちゃんの腸は、母乳以外のものを口にすると10分後には大人の悪玉菌だらけになり。赤ちゃんの腸粘膜は、5歳までこの悪玉菌を血液中に吸収してしまい、そして中耳炎や喘息、アトピーや腸炎を起こしますから早期に離乳食を与えてはいけません。といわれています。

そこで、これから、このブログから、赤ちゃんの病気も発信してみようと思います。先ず、今回は発熱を書いてみました。まどろみ助産院から、子育て応援、娘の子育て応援をしていきたいと思います。今後もよろしくお願い致します。

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リンパマッサージはNPO法人日本メディカルリンパ協会の指導課を卒業しました。(現在は理事長が亡くなり廃校しましたが、現在はリンパ専門サロンとスクール名を変更して、継続しております。http://www.lymph-alice.com/)。
リンパマッサージのオイルは、ひまし油にグリセリンを半々に薄めて使用しています。ひまし油は安定、酸化しにくい油です。ひまし油はエジプト時代では薬にも使われていたようです。リシノレイン酸という脂肪酸が90%含まれていて、プロスタグランジン受容体に結合、皮膚の賦活作用、鎮痛作用、抗感染症などの様々な効能がしられています。酸化しやすいといわれるリノール酸の含有率は5%です、これは、乳幼児によく使用されているホホバオイルと同等の量です。(科学ニュースの森)。更にラベンダーアングスティフォリアとリトセアの精油で化粧水を作成して使用しています。(日本メディカルアロマ協会のアロマ療法http://www.jmaa-aroma.com/)乳幼児にはラベンダーアングスティフォリアとナチュラルモイストジェルを使用します。
ひまし油は日本薬局方を合格の油を使用しています。

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