交感神経も副交感神経もこの世に存在しない神経です

交感神経も副交感神経もこの世に存在しない神経です

交感神経も副交感神経もこの世に存在しない神経です 

 

西式健康法201211月号から転載 

■迷走神経

交感神経と副交感神経という分類の仕方は、生理学的な分類です。つまり、神経の機能、作用の違いで分類した分類法によるという。ことです

ですから、解剖をするときに、この人体から副交感神経をすべて取り出してトレーに並べなさい、といわれても不可能です。脊髄の中には、交感神経としての働きを持つ神経線維と副交感神経としての機能を持つ線形繊維とが混在していて、どのラインが交感神経機能か、どの部分は副交感神経機能を有するかといっても、明確には分けられないということです。

一方で「迷走神経」という用語は解剖学上の名称です。脳から脊髄を構成せずに直接頭部内に出ている12対の脊髄神経、これらを脳神経と呼んでいますが、このうち11対は頭部内にしかつながっていませんが、一対だけ、10脳神経という神経だけは頚部を経由して(脊髄とは別に)内臓にまで達しているのですが、この脳神経でありながら内臓、小腸にまで達している第10脳神経の解剖学上の名称が「迷走神経」であるということです。

発生進化学からすると魚類時代にはエラを制御する神経系統であったとのことです。

つまり、迷走神経であれば、このトレ―の上に迷走神経を取り出して置きなさいと言われればできますし、機能、性質は関係なしに、外見だけで選ぶことができるということです。

ではなぜ、交感神経、副交感神経という名称を用いず、副交感神経という用語をいう用語を使うべきところでも「迷走神経」と呼んでいるかということですが、これは西勝造先生の文献「腹部の運動は迷走神経を緊張せしめる。なお、腹筋を強靭ならしめる。従って内臓下垂を防止する」でも述べられていますように、副交感神経機能を有する神経の主力が迷走神経であるということで、そのように表現されることが当時はかなり一般的であったということです。

しいて説明すれば、実験的に神経機能をかくにんできる現象ということになるかと思いますが、そのような場合に内臓の反応、働き具合で判断するしかありませんが、副交感神経機能を確認するには迷走神経を切断する等によってしかありません。

逆に言えば、迷走神経以外では明確に副交感神経機能=迷走神経と呼ぶことが不都合でないどころか、学問的にはむしろ正確な表現でもあるとも言えるかもしれません。

 

「絵でみる脳と神経」馬場元毅著 医学書院から転載

■自律神経

自律神経は、解剖学的特徴や機能から、交感神経と副交感神経とに分けられます

◎交感神経機能亢進(視床下部後核、外側野の刺激)

l  血管の収縮、血圧上昇、頻脈、腺分泌低下、蠕動減少、呼吸数増加、散瞳、血糖上昇

副交感神経機能亢進(視床下部視索前野の刺激

l  血管拡張、血圧低下、徐脈、腺分泌(汗、消化液)亢進、蠕動亢進、縮瞳、膀胱収縮

 

■第10脳神経(迷走神経

迷走神経のしくみと働き

l  この神経も運動と知覚、自律神経機能を有した混合性神経で、その神経走行は舌咽神経とほぼ同様です。

l  運動枝:咽頭と軟口蓋の諸筋を支配していて、嚥下運動の中心的役割を果たしています。また、有名な反回神経【この神経はいったん鎖骨下動脈(右側)や大動脈弓(左側)の位置まで下行し、そこから反転して喉頭の高さまで上行している】は迷走神経の枝の一つで、喉頭筋(声帯)を支配し、発声に携わっています

l  副交感神経枝:次の諸臓器に枝を送って自律神経機能に携わっています。
*心臓(徐脈)

*気管・気管支(気管支平滑筋の収縮および粘膜からの分泌増加)

l  消化管(消化管の蠕動亢進および腺よりの分泌増加)

l  知覚枝:舌咽神経と共に外耳道、鼓膜、耳介後部の知覚(一般体性知覚)および軟口蓋の味覚(内臓知覚)を司ります。この他、喉頭蓋窩の硬膜、喉頭や声帯の粘膜の知覚もこの神経が支配しています。

迷走神経が両側性に完全に損傷されると生命を維持することはできません。完全な一側性障害時には、麻痺側の咽頭後壁が健側斜め上方に引き寄せられるカーテン徴候の他に鼻声、声帯麻痺による嗄声サセイ、軽度の嚥下障害、頻脈などがみられます。

 

転載者からの一言

つまり、交感神経も副交感神経もこの世に存在しない神経です。それなのに、学者さんから、お医者さんまで、至る所で漠然と使われています。

西万二朗先生がおっしゃっているように、学問的には「副交感神経機能=迷走神経」呼ぶことが不都合でないどころか、学問的にはむしろ正確な表現でもあるとも言えるかもしれません。私も賛成です。

 

 

ストレス解消法の鍵とは、迷走神経(第10脳神経)第二の脳、太陽叢(丹田)を鍛える。

2013-10-21 19:38:24 
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ストレス解消法の鍵とは、迷走神経(第10脳神経)第二の脳、太陽叢(丹田)を鍛える。

 

『西式健康法 2012..11月号』と

『絵でみる脳と神経』(医学書院・馬場元毅著から抜粋

 

●太陽叢

西式健康法の書籍には、「人体アルカリの調節器官たる太陽叢(大人ではへその斜め上左約一寸の部にある)を刺激して、体液をアルカリ性とするものであるから」という記述があります。西医学健康原理実践宝典においては、背腹運動として「何故腹部運動をするか」という小見出しのあとに、「西医学の腹部運動は腸に運動を与えると同時に、臍の左斜上一寸にある迷走神経の中心である太陽叢の刺激を行い、迷走神経を興奮せしめるためである。「理論応用・西式触手療法と保険治療法」の中では「腹部の運動は迷走神経を緊張せしめる。なお、腹筋を強靭ならしめる。従って内臓下垂を防止する。」と記されており今日の生理学と比較しても何ら遜色のないほどのレベルで正確に説明されています。

曰く「副交感神経中、その最も重要なるは“迷走神経”であるところから、一名の“迷走神経とも呼ばれている」

また、「交感神経の主なる神経叢は、迷走神経の枝と頚部の神経節から出る枝とからなる心臓神経叢と胃、横隔膜、及び大動脈の間にあって上腸管膜動脈内臓神経等を含む太陽叢神経等と及び下動脈が二本に分かれて総腸骨動脈となった云々」というように、あくまで当時の解剖学的な事実としてのべているだけで、太陽叢を刺激する、といった表現はまったく出てきません。

これらの文献の差異について考察してみますと、神経叢に刺激を加えた結果として生じる反応については、今日では自律神経における交感神経、副交感神経の興奮として説明されることが多いのですが、昭和20年代になると、理論解説の中心が交感神経刺激による体液の酸性化、迷走神経の刺激による体液のアルカリ化というように、酸・アルカリ論として説明されるようになってきたこと。

また、太陽叢=副交感神経というように説明されていますが、それは一般的な生理学的、解剖学的な事実とはいささか異なる、ということです。

●迷走神経

交感神経、副交感神経という分類の仕方は、生理学的分類です。つまり、神経の機能、作用の違いで分類した分類法によるということです。

迷走神経という用語は解剖学上の名称です。脳から脊髄を構成せずに直接頭部内に出ている12対の脊髄神経、これらを脳神経と呼んでいますが、このうち11対は頭部内にしかつながっていませんが、一対だけ、第10脳神経という神経だけは、頚部を経由して(脊髄とは別に内臓にまで達しているのですが、この神経でありながら内臓、小腸にまで達している第10脳神経の解剖学上の名称が「迷走神経であるということです。

発生化学からすると魚類時代には鰓エラを制御する神経系統であったととのことです。(活魚料理の鰓の部位が最後までピクピク、息絶えました

では、なぜ、副交感神経という名称を用いず、「迷走神経」と呼んでいるかということですが、これは副交感神経機能を有する神経の主力が迷走神経であるということで、そのように表現されることが当時一般的であったということです。

太陽叢は交感神経か副交感神経か

太陽叢」という用語は、もともと欧米で使われていた「Solar plexus

ソーラー・プレクサス=太陽神経叢)という用語の訳語であるという解説が多くみられます。そして、それは今日でいうところの腹腔神経叢のことであると解説されています。

ただ、ここで素直に、ああそうですかとならないのは、今日「腹腔神経叢」と呼ばれている神経叢歯「交感神経叢」であって副交感神経機能はないとされていること、さらにはその位置は鳩尾ミゾオチのところと明記してあり、西式でいう「太陽叢」の位置とは明らかに異なります。また、「Solar plexus」という用語自体も、今日では正式な医学用語ではないということです。

東洋医学等でよく使われる{臍下丹田}の方は、解剖学的にまったく対応する器官が存在しないものですから、「気の中心」といったようなあまり科学的でない説明がなされています。

一方、太陽叢の方は(ここからは“たぶん”ということ)臍の斜め左23㎝)に腹腔神経叢という器官があり、見方によっては放射状に見えることから、太陽叢=Solar plexus=腹腔神経叢というように解説する文献が出てくると、その後検証がなされないまま、孫引きされ、いつの間にか常識となってしまったという可能性もあるでしょう。

そして、その腹腔神経叢は、現在では交感神経叢であるということが生理学上の常識です。一方、西式言っている太陽叢は「迷走神経の中心である太陽叢」となっているわけで、一般に信じられていることとは異なりますが、位置も違えば、機能も異なるのですから、太陽叢=腹腔神経叢ではない可能性の方がずっと高いものと考えられます。

●腸神経系      

腹部の出し入れ(腹式呼吸)という動作による圧迫刺激によって生じる各々神経の興奮、緊張はどうなるかというと、腹部の三大神経叢はほとんど交感神経叢ですから、むしろ交感神経興奮が増大してしまうという矛盾した結果になってしまいます。従来の理論では説明が困難なのです

イギリスのラングリーという医師が最初に言い出している。腸システムとは副交感神経系、交感神経系と並ぶもう一つの自律神経系であるとした。ラングリーの死後、この腸システム理論は忘れ去られてしまった。

その後、コロンビア大学の解剖学、細胞生物学の教授であるマイケル・ガーション氏の「第二の脳」という著作によって再び腸システムを取り上げて、この神経系が脳と同じ神経伝達物質を使っていると発表すると大いに嘲笑された。

ガーション氏は神経胃腸学と言う比較的新しい学問を研究している1996年に第2の脳と言う言葉を作り出している。腸神経系)enteric nervous system)食道から胃、小腸、大腸に至るまでの全ての消化に関わっている。この第2の脳、あるいは小さな脳は独立して存在し、脳と同じように精巧な自律的神経回路を持ち、神経伝達物質と蛋白で情報伝達をしている。

と、紹介されています。つまり、自律性のレベルについてはまだ諸説があるようですが、少なくとも実際に自律性を有する、ということが生理学上の常識となったのはここ10年程のことではないかとということになります。

腹部は動かしさえすれば、どのような動かし方でも一向に構わない、やり易いように動かしなさいと西勝造先生の説明は、この腸管神経系の存在によって非常に現実味を帯びることになります。

つまり自己の意識で腹筋を動かし、その力で揚管を動かしてやると、原始的な自律性を有する腸神経系は混乱して脳に報告し、判断を仰ぐということになります。腸管に対する補正の指令は副交感神経系(消化管であればすべての指令が迷走神経で)を通じて腸に伝わりますから、腹部で動かせば副交感神経全般に興奮が生じるということが合理的に説明できるということです。

 

『絵でみる脳と神経』(医学書院・馬場元毅著から抜粋

■第10脳神経(迷走神経)

◎迷走神経のしくみと働き

●:咽頭と軟口蓋の諸筋を支配していて、嚥下運動の中心的役割を果たしています。また、有名な反回転神経は迷走神経の枝の1つで、咽頭筋(声帯)を支配し、発声に携わっています

●知覚枝:舌咽神経と共に外耳道、鼓膜、耳介後部の知覚(一般体性知覚)および軟口蓋の味覚内臓知覚)を司ります。この他、後頭蓋窩の硬膜、喉頭や声帯の粘膜の知覚もこの神経が支配しています。

 

紹介者からの一言

強いストレスを受けると、声が出なくなったり、耳が聴こえなくなったり、味覚が分からなくなったり、これは迷走神経の障害ですね。それから胃や腸の障害も迷走神経ですね。自律神経(交感神経と副交感神経)だけでは説明できないということがよくわかりました。それから、西原克成先生の「赤ちゃんの進化学」魚類が陸に上がって、鰓が肺や胃腸に変化したと、ここでも一致しました。そうするとストレスは自律神経よりも、迷走神経の方が深く関係してくるのではないでしょうか?

どっちにしろ、腹式呼吸をしたり、腹筋(丹田)を鍛えたり、がストレス解消には一番良さそうです。

ウイキペティアから転載

迷走神経

迷走神経 Nervus vagus の腹部内臓へ至る分布
脳神経
第I脳神経 – 嗅神経
第II脳神経 – 視神経
第III脳神経 – 動眼神経
第IV脳神経 – 滑車神経
第V脳神経 – 三叉神経
第VI脳神経 – 外転神経
第VII脳神経 – 顔面神経
第VIII脳神経 – 内耳神経
第IX脳神経 – 舌咽神経
第X脳神経 – 迷走神経
第XI脳神経 – 副神経
第XII脳神経 – 舌下神経
  

迷走神経(めいそうしんけい、英:Vagus nerve、羅:Nervus vagus)は、12対ある脳神経の一つであり、第X脳神経とも呼ばれる。頸部胸部内臓、一部は腹部内臓に分布する。

 

 

概要[編集]

延髄における迷走神経の起始部。迷走神経背側核、疑核孤束核を含む。

迷走神経は脳神経の中で唯一腹部にまで到達する神経である。迷走神経は体で一番重要な神経であると言える。

迷走神経の「Vagus」とは中世ラテン語で、放浪している事を意味する。

から横行結腸の3分の1までのほとんど全ての内臓の運動神経副交感性知覚神経が迷走神経であり、さらに、心拍数の調整、胃腸蠕動運動発汗発話等にも関与する。

主に副交感神経線維であるが、関与する線維の神経核は迷走神経背側核、疑核 nucleus ambiguus、孤束核 solitary nucleus などである。

また、胸腔内で反回神経を分岐し、これは上行し口蓋帆挙筋耳管咽頭筋茎突咽頭筋口蓋舌筋口蓋咽頭筋上咽頭収縮筋中咽頭収縮筋下咽頭収縮筋鰓弓筋等を支配している。このことは、でも迷走神経が多くの筋肉を支配し、発話咽頭を開くことにきわめて重大な役割を担っていることを示す。

また、この神経は外耳髄膜の一部からいくらかの刺激を受ける。

直接の枝としては、硬膜枝上神経節下神経節鰓弓神経腸骨枝耳介枝咽頭枝咽頭神経叢喉頭神経上頚心臓枝下頚心臓枝気管枝食道枝胸心臓神経気管支枝肺神経叢食道神経叢前迷走神経幹前胃枝胃小弯前神経肝枝幽門枝後迷走神経幹後胃枝胃小弯後神経腹腔枝腹腔神経叢腎枝に分枝する。

迷走・迷走神経反射[編集]

迷走・迷走神経反射(英:vagovagal reflex、独:parasympathischer Reflex)は、外界刺激が迷走神経の求心性線維により中枢に伝わり、遠心性線維が生命維持のために末梢各臓器もしくは効果器に防衛反応を形成する反射である。

知覚枝は外耳道後下壁、鼓膜の後半部、および耳介乳様突起それぞれの付け根の間の小部分、後頭蓋窩の脳硬膜食道気管気管支咽頭からの表在知覚を伝える。また胸部臓器、腹部臓器からの内臓知覚の一部を伝え、孤束もしくは孤束核へ至る。

運動枝は軟口蓋、咽頭、咽頭筋のほとんどを支配し、その神経細胞体は延髄被蓋の疑核にある。

遠心性副交感神経枝はほとんどが背側運動核 dorsal motor nucleus に始まり、内臓運動枝 general visceral efferent fiber として骨盤臓器以外の全臓器に分岐する。

神経原性ショック[編集]

神経原性ショック(英:neurogenic shock、独:neurogener Schock)は神経系障害もしくは刺激により血圧が低下した状態である。

狭義の神経原性ショックは疼痛精神的衝撃などによるもので、三叉・迷走神経反射により全身の血管拡張、徐脈、血圧低下が起こる脈管性減圧性失神 vasodepressor syncope に含まれるものが多く、外傷直後の1次ショックもこれに属する。

広義の神経原性ショックには循環調節に関与する神経機構が損なわれて起こる急性循環障害を含む。これは頭部外傷脳出血などの障害によるショック、急性脊髄損傷から起こる脊髄性ショック、脊髄麻酔によるショック、神経節遮断薬や交感神経抑制薬によるショックの他、起立性低血圧や頸動脈洞症候群などに見られるショックに類するものなどである。本態は多くの場合、急激な末梢血管床拡張に伴う血圧低下と心拍出量減少であり、治療は末梢血管の緊張回復を主とする。

続き、ウイキペティアから転載

自律神経 

自律神経(じりつしんけいけい、: Autonomic nervous system)は、末梢神経のうち植物機能を担う神経であり、動物性機能を担う体性神経に対比される。自律神経は内臓諸臓器の機能を調節する遠心性機序と内臓からの情報を中枢神経に伝える求心性の機序という2つの系からなる。 

交感神経副交感神経2つの神経系で構成されている。 

自律神経の機能[編集] 

随意神経である体性神経と対照して、不随意である「自律神経」は循環、呼吸、消化、発汗・体温調節、内分泌機能、生殖機能、および代謝のような不随意な機能を制御する。自律神経はホルモンによる調節機構である内分泌と協調しながら、種々の生理的パラメータを調節しホメオスタシスの維持に貢献している。近年では、自律神経、内分泌に免疫を加え「ホメオスタシスの三角形」として扱われることもあり、古典的な生理学、神経学としての自律神経学のみならず、学際領域のひとつである神経免疫学、精神神経免疫学における研究もなされている。 

交感神経副交感神経2つの神経からなり、双方がひとつの臓器を支配することも多く(二重支配)、またひとつの臓器に及ぼす両者の作用は一般に拮抗的に働く(相反支配)。交感神経の機能は、闘争か逃走か(fight or flight)と総称されるような、身体的活動や侵害刺激、恐怖といった広義のストレスの多い状況において重要となる。

以下に運動時の生体反応を例にして、交感神経機能を述べる。

交感神経の亢進により血管が収縮し、心拍数が増加する。この結果血圧が上昇し末梢組織の還流量が増加する。このような作用の結果消化管皮膚への血液量が減少するが、一方で骨格筋への血液供給量が増加する。これは骨格筋の運動に伴う局所因子の影響に加えて、筋血管では血管拡張に関与するβ受容体が豊富なことも一因である。気管支平滑筋は弛緩するがこれは気管径の増加をもたらし結果として、一回換気量の増加つまりガス交換効率を向上させることとなる。

一方、代謝系に視点を移す。

運動時には骨格筋において多量のエネルギー基質(グルコース)を消費するため血糖維持が重要である。なかでも肝臓からのグルコース放出は重要である。交感神経は肝臓でのグリコーゲン分解と脂肪組織での脂肪分解を促し血液中に必要なエネルギーを与える。加えて、交感神経が骨格筋のグルコース取り込みを直接的に促進することも報告されている。交感神経は内分泌器官にも作用し副腎髄質ホルモン分泌、グルカゴン分泌を刺激しやはり末梢組織へのエネルギー供給に促進的に作用する。結果として、骨格筋を中心とした組織において豊富な酸素とグルコースが供給される一方で、皮膚や消化管へは供給が乏しくなる。このように、自律神経は各臓器の機能を統合的に調節することで、結果として個体の内部環境を合目的にする。

心機能亢進、気管支の拡張、肝グリコーゲン分解、脂肪分解等が交感神経の支配下にある一方で、主に安静時に重要となる消化管機能(消化管運動、消化液分泌)、排尿機能の亢進は副交感神経のコントロール下にある。心拍数を減少させ、血圧を下げて、皮膚と胃腸への血液を戻し、瞳孔と細気管支を収縮させて、唾液腺分泌を刺激して、蠕動を加速する。 副交感神経は代謝においては同化傾向に働く。

交感神経、及び副交感神経が個々の臓器、器官に及ぼす効果についてはそれぞれの項目を参照されたい。

副交感神経は遠心性の自律神経であり、臓器近傍あるいは臓器内に存在する神経節を隔てて大きく節前線維と節後線維に分けられる。節前線維・節後線維ともに末端部から神経伝達物質としてアセチルコリンを放出することからコリン作用性神経と呼ばれる。

機構[編集]

神経伝達物質[編集]

アセチルコリン

受容体[編集]

ムスカリン受容体(M1M2M3

アセチルコリンの再利用[編集]

シナプス間隙に放出されたアセチルコリンの一部はコリンエステラーゼによりコリン酢酸加水分解される。コリンは前シナプスに取り込まれた後、神経終末部に存在するコリンアセチルトランスフェラーゼによりアセチルCoAを基質としてアセチルコリンへ再合成される。その後アセチルコリンは前シナプス中の顆粒に取り込まれ、再びシナプス間隙へ放出される。

転載者からの一言

ウイキペディアでは「機能」ではなく「系」で自律神経や交感・副交感神経の説明をされています。ということは、交感神経や副交感神経という表現は各器官の働き、つまり機能に理屈や道筋をつけた形にしたというか、アドレナリン、アセチルコリン物質と都合よく組み合わせてしまったとも言えるのではないでしょうか、つまり関連した機能を一まとめにして、この世に無い神経だけれども、神経という言葉を御都合主義で拝借したということです。皆様はどのように思われますか。

そして、過労死や突然死は、迷走神経のストレス、迷走神経の機能不全と関わりが有る様に思えてなりません。そうすると、ストレス解消のマッサージは、背骨のツボを押すよりも、顔や首や胸、つまり、フェイシャルやデコルテのリンパマッサージが優れて居る様に思われます。

お問い合わせ
リンパマッサージはNPO法人日本メディカルリンパ協会の指導課を卒業しました。(現在は理事長が亡くなり廃校しましたが、現在はリンパ専門サロンとスクール名を変更して、継続しております。http://www.lymph-alice.com/)。
リンパマッサージのオイルは、ひまし油にグリセリンを半々に薄めて使用しています。ひまし油は安定、酸化しにくい油です。ひまし油はエジプト時代では薬にも使われていたようです。リシノレイン酸という脂肪酸が90%含まれていて、プロスタグランジン受容体に結合、皮膚の賦活作用、鎮痛作用、抗感染症などの様々な効能がしられています。酸化しやすいといわれるリノール酸の含有率は5%です、これは、乳幼児によく使用されているホホバオイルと同等の量です。(科学ニュースの森)。更にラベンダーアングスティフォリアとリトセアの精油で化粧水を作成して使用しています。(日本メディカルアロマ協会のアロマ療法http://www.jmaa-aroma.com/)乳幼児にはラベンダーアングスティフォリアとナチュラルモイストジェルを使用します。
ひまし油は日本薬局方を合格の油を使用しています。

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お子様の頭痛に使用して見て下さい。
良く眠れるだけでなく、頭の病気にも効果があるようです。
詳しくは、このホームページに書いてありますので、御参照下さい。
ご購入方法は、「一休み庵 042-395-6856」に御連絡下さい。
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