虫歯の原因、歯を磨くべきか否か

虫歯の原因、歯を磨くべきか否か

西式健康法 (2013.五月号)からの御紹介

西会本部長 西万二朗先生の筆談

 

●虫歯の原因

当たり前のことですが、野生の動物では歯を磨かなくても虫歯になることはありません。すべての野生動物を調べた人はいないでしょうから、絶対とは言えないのでしょうが、普通はないものとされています。

一方で、家で飼われているペットの犬猫では、高齢化、長寿命化に伴って虫歯も歯周病も大変大きな問題となっています。

加工食品の比率が高くなればなるほど、虫歯や歯周病になり易いようですし、運動量も相当関係している可能性があり、さらには、ヒトの場合には十分に長寿命化に対応したとは言えない、今日の歯科治療法にもそれなりの問題があると思われます。

問題を整理しますと、自然界に存在するものを一切加工せずにそのまま食べている分には虫歯も歯周病もないし、だいたい野生動物は歯磨きはまったくしていないということです。

ただし、野生で生きていくためには、限られた食糧で生き抜くしかなく、硬いところは食べないなどとパンの耳を残すような余裕は基本的にはありませんから、骨をかみ砕いたり、かたい木の皮を歯で剥いだりしないといけないようなことも日常的に行っています。

そういった、ただ空腹を満たすために食物を摂るという行為なのですが、自然と歯磨きに類似した行為も行われていたということになりましょうし、歯の表面にこびりついて虫歯の原因となるような食材は、自然のままの食料では実質的には存在しないということです。

虫歯の直接的な原因となる乳酸菌群を過剰に繁殖させ、歯の表面を溶かす作用をするものはプラーク(歯垢)と呼ばれる物質ですが、プラークの正体は何かというと、80%が水分、残り20%は有機物となっており、そのほとんどが細菌そのものと細菌の生成物であるとされています。

プラークは”細菌の塊”という認識が一般的ですが、細菌は何もないところにコロニーを作ることは絶対ないわけで、当然のことですがその細菌コロニーを作らせた元の栄養分という物質が必ずしも間違いというわけではありませんが、カビだけが単独でいきなりコロニーを形成するということは絶対にありません。あまりにもカビが旺盛に繁殖してカビだけしか見えなくても、必ず中心にはその栄養源となっていた食物(有機物)が存在しています。

歯垢も全くそのとおりのはずなのですが、どういうわけかそれはほとんど無視されており、歯を磨かないとプラークを形成、それが成長して酸性物質(主として乳酸と考えられているようです)を生成し、それによって歯のエナメル質を溶かしてしまうことが虫歯の原因であるとされ、歯を磨かないと、しかも食後三分以内に歯磨きしないと、完全な虫歯予防にはならないといったことまで言われていました。

繰り返しになりますが、一般的には、その栄養源は糖類であるとされているために、甘いものを食べるから虫歯になると考えられていますが、糖類そのものは歯の表面にこびりついてプラークの芯となるとは考えにくく、やはりこれはデンプン類(広義の多糖類)であろうということになろうかと思います。

農耕を始める前の、採取、狩猟によって食糧を得ていた人類にはほとんど虫歯はなかったのではないかと想像されます。

●歯を磨くべきか否か

何のことを言っているのか意味が分からない方がほとんどであろうと思いますが、西勝造先生は「歯を磨くことはよろしくない」と言っていました。

歯周病菌がバージャー病の原因菌ではなく単なる結果だとしても、歯を磨かない方が良いなどということは多くの方にとっては、どう考えても間違っているように思われることでしょう。もちろんこれにはいくつかの前提条件が付きます。

自然のものを自然のままの形でしか食べないということです。原始人のような食生活をするのであれば、歯磨きは必要ないし、歯をブラシで磨くと過剰な刺激を加えて炎症の原因になるし、不適切な素材のハブラシや歯磨きを粉等を用いると、一番大切な歯の表面の保護層であるエナメル質まで削ってしまうからです。

歯の黄ばみが気になるからと、歯の黄ばみを除去する研磨剤入りの練り歯磨きで毎食後歯磨きをしていると、多くの場合数ヶ月で歯のエナメル質が削られてしまい知覚過敏(冷たいものを口にすると歯がしみる)になってしまいます。

練り歯磨きの多くには研磨成分が含まれていますから、強過ぎるブラッシングでは歯のエナメル質をわずかづつではあっても削ってしまう可能性がありますし、最新の学説では、食事直後の歯磨きがかえってエナメル質を削ってしまうから、食後最低でも30分程度たってから歯磨きをするのが良いというように変わってきているようです。

歯垢の形成には23日かかるから(細菌類が生成する酸性物質が歯を溶かすほどにコロニーが増殖するには、という意味)食後すぐ歯を磨くということにはあまり意味がなく、一日一回就寝前にしっかりと口腔内をきれいにする、というのが理想的であろう。というように変わりつつあるとのことです。

ただし、これは口腔衛星関連業界にとっては決して好ましい情報であるとは言えませんから、積極的にお金をかけてまでこのことを広めようとする人はいないわけで、その結果多くの方が、今日も良かれと思ってせっせとマメに歯磨きをして、口腔衛星関連業界に奉仕しながら歯科医の御世話になる時期を自ら早めているということになります。

なぜ、食後すぐの歯磨きがかえって歯のエナメル質を削ってしまうのかというと、食物中の酸性物質(日常口にする自然のままの食材はすべて中世~酸性です。酢の物、梅干などはかなり高い酸性)によって、食事中に歯のエナメル質は一時的に軟化してしまうそうなのですが、30分ほどすると唾液によってそれは中和されるので歯のエナメル質の軟化が元に戻り、30分程度経過していれば、歯を削りすぎてしまう懸念が少なくなるのだそうです。

結論を申しあげますと、現在の多くの方の食生活では歯磨きは一切しない方が良いということはとても言えませんが、やはり、これも過剰に行うことは明らかにマイナスである、ということです。

また多くの歯科医が提唱していますように、歯を磨く時は練り歯磨き(研磨剤入りの)は使わず、ブラッシングするだけのほうが良いということになります。

なお、参考までに練り歯磨きに含まれる研磨剤成分をご紹介します。私の手元にある某社の製品では「研磨剤」という用語は用いられておらず「清掃剤」と表示されています。歯磨きも製造会社も「研磨」は好ましくないという認識があるのでしょう。 

●歯磨き紛等に用いられる研磨剤成分

卵殼、含水ケイ酸、酸化チタン、重質炭酸カルシウム、シリカ、炭酸カルシウム、ヒドロキシアパタイト、ピロリ酸カルシウム、ピロリ酸2カルシウム、マイクロクリスタリンワックス、無水ケイ酸、リン酸水素カルシウム、リン酸2カルシウム、水酸化アルミニウム

まだ他にあるかもしれませんが、私の調べた範囲、といってもインターネットに掲載されたものから転載させてもらっただけなのですが。(http://www.toishi.Info/faq/question-fourteen/hamigaki.html

 今、私の目も前にある大手の製品には「清掃剤」として炭酸カルシウムと無水ケイ酸が使用されていました。大阪西会では、「海の精歯みがき ねりタイプ」という製品を会員の方々に斡旋しており、私も大阪例会の時にしばしば分けていただくのですが、やはり、こういった、きちんと健康のことを考えた、西勝造先生に言わせれば「必要悪」ということになってしまうのかもしれませんが、まじめに健康に配慮した製品には研磨剤成分は含まれておりません。

繰り返しになりますが、西勝造先生が「歯磨きはよろしくない」という言葉を残していたとしても、それは最も健康に良い理想食でえある人類本来の非加工食(非加熱でもある)のみを食する場合の話であって、今日の平均的食生活を前提とすれば、全く歯磨きをしない場合にはきわめて短い期間ですべての歯を失う結果となりましょう。

●ついでに歯周ポケットの件

歯科衛生業界の悪口ばかり言っているようですが、「歯周ポケット」についても解説しておきたいことがあります。歯周ポケットというのは歯と歯茎の隙間のことで、その空間に食物残渣を丁寧に掻きださないと歯周病になる、という主張があります。

これも反対で、それなりに重度の歯周病になっているから歯周ポケットができるのであって、歯周ポケットに食物残渣が入り込んだから歯周病になったわけではないということを申しあげたいと思います。もちろん、後々それが憎悪することの原因の一つにはなっているとは思いますが。

歯と歯茎の接触部分のすぐ内側には、歯根膜という歯の根の部分を包んでいる組織があって、その組織が歯周ポケットなるものを生じさせないようになっています。歯周病になっていない犬の歯で観察するとよく判りますが、歯茎から伸びているように見える薄い膜が歯の表面に結合しており、全く歯周ポケットの存在を許さない構造になっていることが観察できます。歯茎、歯根膜、歯本体はもちろん別な組織ですが、ヒトの指先で考えれば分かり易いかと思います。

それらは表皮と真皮と爪のような関係であって、各々別な組織であることは明白ですが、手で土を掘ったとしても、通常の力であれば爪と三日月部分の皮膚の間や、爪下組織の間に土が入り込むことは絶対にありません。

あるとすれば、苦痛を我慢して強過ぎる力で砂に指先を突っ込んだような場合と、指先が壊死寸前になって組織がグズグズになっているような場合だけです。

考えてみれば判ることですが、歯周ポケットなるものが正常な組織であっても存在するのであれば、その隙間に細いものを入れて穿るようなことをすればするほど、その隙間が広がってしまうことになりますし、大体その細い隙間に毛先を挿入して掻きだすような動作は相当アクロバティックな磨き方をしないと無理だと思われます。

歯周病を防ぐには何をすれば良いか

まず、解剖学的、生理学的にそれら部分の循環がどうなっているかということを知る必要があります。歯茎のように片持ちの組織、これは独特の表現でしょうから解説を加えますと、一般の組織細胞は周囲すべてが液体(組織内液)に接触しており、細胞への成分補給は比較的自然に行われるようになっています。

ところが、歯茎などは真皮のような組織が剥き出しになっており、しかも反対側は歯の本体であって液体成分の流通は困難です。つまり血液成分の供給が非常に難しい組織であるということになります。

そういう意味では、適切な歯茎マッサージ(歯磨き的な行為)というのは歯茎を傷つけるようなものでなければ非常に有効な手段と言えましょうがそれでも上側のしかも表面側からだけの循環促進法であるということは否めません。深部から筋ポンプ作用を起こさせるのではなく、表面をなでることによるマッサージ法に似ていると言えるでしょう。

それでは、強く噛むことによって生じる顎骨(歯槽骨)と歯根との間に挟まれた歯根膜への圧迫、解放の繰り返しと、硬い食べ物が外側から直接歯茎を圧迫、解放の繰り返しと、硬い食べ物が促進されるという以外に循環促進の方法がありません。

最近のテレビのグルメ番組などを視ていますと、美味しいというのとほぼ同意語として「やわらかい」という言葉が使われますが、そういった食習慣が歯周病の増加につながっているということも間違いのないところであると思われます。

 

紹介者からの一言

爪にささくれができると、触れただけで痛いです。歯茎も同じですね。あまり触るものではありませんね。今まで、そこの部分を熱心に磨いていたように思います。柔らかいブラシを使用して、歯茎から歯に向かって、その反対には決して磨かないようにした方が良い様に思われます。

更にDrウオーターを私はお勧めします。

http://nibm.jp/

http://suzuhiro-clinic.jp/onepoint2.html
http://k-ijishinpo.jp/article/2012/201206/000544.html 

歯の治療でアマルガムを使用されていらっしゃる方は、アマルガムが溶けだしてきて、歯が黒ずんできますのでご注意してください。私もアマルガムがあり、初めはそれが嫌でしたが、歯の表面をこすれば取れます。その内に落ち着いてきます。むしろ以前よりも歯が白くなってきました。

私はお塩で歯を磨きます。歯茎から血が出やすかったのがすっかりよくなりました。とにかく、普通に売られている歯磨き剤は止めた方が良いようです。私は食後にお茶を飲みますが、お茶を飲むようになったら、歯垢が出来なくなってきました。食後はお茶の様なもので口をきれいにするのもお勧めします。ちなみに私も一日一回しか歯を磨きません。昔、治してかぶせていた歯が取れてきて、口の中で違和感が有っても、歯医者には行かないことにしました。歯医者に行けばどんどん歯を削ることしかしません。そのままにしていても、虫歯にならなければよいのです。

Drウオーターでは有りませんが、私も同じようなものを使っています。調子がいいです。むしろ穴が塞がってきている傾向です。歯の環境を良ければ回復するように思われます。

お問い合わせ
リンパマッサージはNPO法人日本メディカルリンパ協会の指導課を卒業しました。(現在は理事長が亡くなり廃校しましたが、現在はリンパ専門サロンとスクール名を変更して、継続しております。http://www.lymph-alice.com/)。
リンパマッサージのオイルは、ひまし油にグリセリンを半々に薄めて使用しています。ひまし油は安定、酸化しにくい油です。ひまし油はエジプト時代では薬にも使われていたようです。リシノレイン酸という脂肪酸が90%含まれていて、プロスタグランジン受容体に結合、皮膚の賦活作用、鎮痛作用、抗感染症などの様々な効能がしられています。酸化しやすいといわれるリノール酸の含有率は5%です、これは、乳幼児によく使用されているホホバオイルと同等の量です。(科学ニュースの森)。更にラベンダーアングスティフォリアとリトセアの精油で化粧水を作成して使用しています。(日本メディカルアロマ協会のアロマ療法http://www.jmaa-aroma.com/)乳幼児にはラベンダーアングスティフォリアとナチュラルモイストジェルを使用します。
ひまし油は日本薬局方を合格の油を使用しています。

《まこも枕》
お子様の頭痛に使用して見て下さい。
良く眠れるだけでなく、頭の病気にも効果があるようです。
詳しくは、このホームページに書いてありますので、御参照下さい。
ご購入方法は、「一休み庵 042-395-6856」に御連絡下さい。
マコモ茶も販売しています。30~40g500円。煎ると更に美味しいです。