合成ビタミンCと天然ビタミンC、ビタミンC大量摂取の問題点

合成ビタミンCと天然ビタミンC、ビタミンC大量摂取の問題点

合成ビタミンCと天然ビタミンC、ビタミンC大量摂取の問題点 

 

ビタミンCと柿の葉製品(連載264)から紹介

西会本部長 西 万二朗

ビタミンCを栄養素として大分類するならば「補酵素」ということになります。補酵素とは読んで字のごとく、基本的には酵素の働きを補う作用をする物質のことです。

 

ビタミンCの作用

ビタミンCはもっとも基本的な補酵素ともいうべき存在であり、構造が単純であるが故に本当に多種多様な酵素反応を補助しています。

ごく一部の重要なところだけを説明をさせて頂くと、

「環状ヌクレオチドの生成、調整」遺伝子情報を決定する基幹物質の一部であり、細胞内情報伝達を司る物質とされていますので、個々の細胞が健全に働くための必須物質を生成し、正常化する働きがあると言っていることになります。

「プロスタグランジン」とは、細胞レベルで産生される各種生物活性を促す情報伝達物質のことで、一般的には外傷を負った際などに、細胞修復のためにその部位で産生され、それが痛み信号を発する原因物質ともなるので、プロスタグランジン生成を阻害する成分は鎮痛剤として用いられます。ただし、この場合のビタミンC作用としては、細胞の修復促進という意味になります。

その他、血管を含む細胞を構成する、繊維状タンパク質であるコラーゲンの生成関与に欠かせないであるとか、広範な抗酸化作用。各種物質の吸収、代謝に対する間接的な関与等などがある。つまり、非常に広範な生命活動に関与しているということです。

 

ビタミンC接種のポイント

多細胞生物にとっては欠くことのできない重要な成分で、ほとんどの哺乳類はその体内合成能力を有しています。

人はビタミンCを体内で合成することができませんから、食品等で接種する以外に方法がありません。

体内で合成できる動物の場合、すべて肝臓で合成するようですが、一般的に肝臓で合成する場合には時間帯、自律神経の働きによって(例えば睡眠中と活動中といった)、時間当たり合成量はそれなりに異なるかとは思いますが、それでも全身に供給するために常に一定量は肝臓から血中に供給されていることになります。

ところが、ビタミンC全量を食事から摂らなければならないということになると、常に安定して供給ということが難しくなってきます。

多くの方々は、ビタミンCを粉末などを毎日欠かさず定量接種さえすれば、それで十分に安定供給だと思っていますが、口を通して胃に入る量が毎日一定であるということと、全身の細胞に対して常時一定量を供給できるということと、全身の細胞に対して常時一定量を供給できるということは違います。

最大のポイントは、いかに血中濃度を切れ目なく高めに保つかということであって、喉さえ通ってしまえばそれですべてOKというわけで決してないということです。全身の細胞は24時間休むことなく、常に微量とはいえビタミンCを要求している訳ですから、それに応えるような摂り方、またはビタミンC含有食品やサプリメントを摂ることが賢明である、ということになります。

 

合成ビタミンCと天然ビタミンC

合成ビタミンCといっても、一部に都市伝説的に信じられているような石油を原料とした石油化学製品ではありません。そういう意味では、味の素等の商品名で有名な「グルタミン酸ナトリウム」(グルタミンソーダー)も、石油から作られるから基本的に毒物であるという誤った噂話でかなり困ったようです。

ただ、石油化学原料のアクリロニトリルといった素材からも合成は可能だそうで、ごく短期間そういった製法でも生産されたのかもしれませんが、やはりコストの問題で、現在ではすべてが廃糖蜜を微生物発酵させて作る製法とのことです。

ビタミンCに話を戻しますと、俗に合成ビタミンCと呼ばれるものは、基本的にはブドウ糖に2種類の酵素を作用させることによって、合成されたものです。そのブドウ糖の原料は、トウモロコシデンプンであったり馬鈴薯デンプンなどが利用されます。

そして、そのブドウ糖から合成されたビタミンCは、たとえばレモン果汁から分離、抽出した天然のビタミンCと分子構造はまったく変わらない、完全に同一のものです。

つまり、合成ビタミンCと天然植物由来の天然ビタミンCは、物質としては完全に同一のものであって、その直接的な作用についても何らの差異もありません。

それなら、安くて手軽に摂れる合成ビタミンCの方がベターではないかと考えたくなるところですが、それは消化吸収のメカニズムをまったく考慮しない、試験管の中での話しであって生体内はそれほど単純ではありません。

 

血中濃度を高く保つには

ビタミンCの血中濃度を高めに保つためには、吸収が順次穏やかに行われるという」ことが一番重要ですビタミンCの有効性をうたった健康茶などの中には、「天然ビタミンCだから吸収が早い」といったようなことを宣伝文句として使用している製品もありますが、これは全く事実に反します。

天然ビタミンC、つまり野菜、果物などの中に含まれるビタミンCは、その他の物質(デンプンとかセルロースとかの多糖類であることが多いようですが、具体的にどのような形で存在しているかということはいまだによく判っていないのだそうです)の消化(分解)が進むにつれて、つまりビタミンCを保護するような形で結合、あるいは包みこんでいた物質と切り離されると、初めてビタミンCとして吸収されることになります。

そういうわけですから、逆に粉末の純粋ビタミンC(L-アスコルビン酸)を何千ミリグラム単位といったレベルで摂取すると、極めて短時間に血液中に吸収され、血中濃度は飽和状態にまで上昇し、さらには血中飽和濃度状態を長時間維持できることにはなります。

メカニズムは不明ですが、小腸には選択的に物質吸収を抑制する能力があり、ビタミンCの血中濃度が飽和状態に達すると吸収が一時的に停止して、ビタミンCはそのまま消化管内に留まって、尿で排泄された分だけを順次追加吸収する仕組みになっています。その結果として、長時間血中濃度を飽和濃度に維持することができます。

血中飽和濃度を相当時間維持できれば、それが一番良いのではないか、理想的ではないかと考える方も多いかもしれませんが、それは一面的な味方ということになります。

効果ばかりに目を奪われて、副作用的なことに対する配慮が欠如していると言わざるを得ません。

 

ビタミンC大量摂取の問題点

レモン一個当たりの果汁に含まれるビタミンC量は平均的には20㎎程度とされています。レモン1個から絞れるレモン果汁はおよそ30㏄程度とされていますから、もしレモン果汁だけでビタミンCを1,000㎎摂取しょうと思えば、レモン果汁を1.5ℓを飲まなければなりません。「だからやっぱりサブリメントでなけりゃだめなんだ」と早とちりしてしまうわけですが、私が申し上げたいことは全く逆です。

レモン果汁の酸味の正体はクエン酸ですが、レモン果汁のように極端に酸性度の高いものが多量に消化管に入ると、消化吸収に悪影響を与えるから、味覚という感覚が存在しその害を未然に防いでくれる仕組みです。

ビタミンC粉末も大変酸味が強く、オブラートで包んだりカプセルに入れないと、普通の人は酸味が強すぎて飲めません。

それを、オブラートで包んだりカプセルに入れて、健康を守ってくれる重大な感覚である舌をだます、臭覚と合わせて金剛力士像の阿形(あぎょう)と、吽形(うんぎょう)の如くわれわれの健康を守る最初の関門の1つである味覚を故意にだまして、それで良い結果が得られると思う方が間違っているのではないでしょうか。

なお、消化管内のpH(塩酸基)の違いによる各種影響については十分な研究は存在しないのではないかと思われます。消化管内のpHも、自然な食物、環境の中で最適に働くように設定されているということは疑う余地がない事実です。

 

ビタミンCの理想的な摂取法

ビタミンCは野菜、果物などの食品から摂ることが一番良い、ということは多くの人々は直感的に知っています。それでも、毎日毎日確実に摂取することが困難だから、薬剤なり、サブリメントで補う必要があると考えていることになります。

たとえば、「フレッシュファイブ」は凍結乾燥法で加工していますので、ビタミンCは加工段階でもほとんどは破壊されることはありませんが、それでも絶対量は生野菜に換算して140g相当でしかありませんから、実際に含まれるビタミンC総量は4060㎎程度です。

厚生労働省の過去の最低推奨量程度はそれだけでも摂取できますが、夏場発汗等が増えると十分であるとは申し上げられません。

そこで、それなりに生野菜、果物を摂ることが多いと思っている方でも、何らかの事情で万一にも不足傾向が出ると大変よろしくないということで、自然の摂理にできるだけ沿った形での摂取が求められることになります。

もちろん、ヒトはビタミンC合成能力を失っていることは事実であり、毎日毎日確実にビタミンCを摂取できる保証もありませんでしたから、ビタミンCは各種臓器や筋肉中に備蓄が可能で、まったくビタミンCを摂取できなくなってから最低でも3カ月程度は、顕著な症状(壊血病による皮下出血等)は出ないとされています。

繰り返しになりますが、一般の薬剤やサブリメントを中心にビタミンC摂取を考えると、単純な量としては十分に思えるでしょうが、消化管内のpHを不自然に偏らせたり、あるいは中和物質の過剰分泌を促すことになります。

また、次々と尿で排泄されてしまい、その排泄された分を補うように

小腸内に残存していたビタミンCは速やかに吸収されてしまいますから、血中飽和濃度を保てる時間は意外と長くありません。

一方、自然の食品中のビタミンCは、前述の通り、ビタミンC吸収の事だけを考えるなら不純物(他の栄養素等)に吸収を邪魔されるお陰で、飽和濃度にまで達することは絶対といって良いほどないが、高原状態を長時間維持できるということであって、それこそ理想的な吸収状態ということになります。

 

柿の葉茶の特質

西式健康法で70年以上推奨を続けている柿の葉茶について解説します。現在、西会本部で販売している柿の葉茶は、ビタミンC含有量としては1ティーバッグ当たり2540㎎程度ですから、サプリメント類の1錠で1,000㎎とかいった数字と単純に数値のみを比較すると、非常にさびしい印象を受けるかもしれませんが、最近の研究ではその他各種作用についても注目されつつあります。

柿の葉に含まれるポリフェノール等の作用として、抗酸化作用やアレルギー抑制作用(花粉症の症状軽減)はすでに複数の論文が発表されていますし、「西式健康法の柿の葉茶」のようにビタミンC含有量が多い製品では、ビタミンCの直接的な抗酸化作用も期待されます。

その他にも、α₋アミラーゼ活性阻害作用(作用機序は解明中とのこと)による、血糖値上昇抑制効果があり、またα‐グルコシターゼ活性阻害作用についても生じている可能性が高いと考えられています。

これら2種の、消化酵素はいずれもデンプン分解酵素ですから、そのデンプン分解の作用を促進する酵素の働きを一部抑制して、結果として食後の血糖値上昇を抑制するという作用です。

つまり、食中、食後のお茶代わりに柿の葉茶を飲めば、野菜不足によるビタミンCもそこそこ補えるし、血糖値が気になる方々は、その心配をいくらか和らげてくれることが期待できるということです。

さらに、この暑い時期には、水出し柿の葉茶であれば生水(腸内細菌槽にとっても重要な溶存酸素を十分に含んだ水)の補給も兼ねることができます。

 

紹介者からの一言

西式講習会に初めて行った時、その会場に、柿の葉茶とカラシの粉、それから、お塩が置いてありました。初回は、万二郎先生の御講演なので、万二朗先生から「自動販売機からペットボトルの水を購入し、少し飲んでから、柿の葉茶のパックを入れて飲んで下さい」と言われ、パックを1個入れたら、3個まで入れて良いですよ、と言われて、3個も入れてしまいました。8時間は十分持ちますといわれて、濃過ぎたので、また水を購入してきて、足して飲みました。柿の葉茶との初めての出会いでした。あっさりして、おいしいとは思えなかったけれど、くせがなく、飲みやすいなと感じました。たくさん飲んでいないのに、お小水がよく出るのに、びっくりしました。ビタミンCであれば、肌にもいいのかなと思って、肌につけてみました。そうしたら、スースーして清涼感がありました。私が作っているアロマの化粧水よりもよさそうです。赤ちゃんのおむつかぶれや口や鼻の皮膚炎症、首、腋下、股の汗も対策にも最適なので、我が家に来るお客様にもお勧めしています。かゆみも消失します。今では、リンパマッサージにも使っています。ただし、賞味期限は一日ですので、残ったら、顔を洗えば、すっきりです。今は暑いので、常に飲んで、体にもぺたぺたと付けています。グリーン茶でも良いのかなと肌につけてみて試してみたら、柿の葉茶程でもありませんが、同じようにスッキリ感がありました。ほうじ茶で赤ちゃんのお尻を拭いた方がいいとTVかなんかでも言っているといいます。おしりふきを購入するよりも、お茶の方がいいのかもしれません。しかし、私のアロマの先生に話したら、グリーン茶はカフェインが入っているので、赤ちゃんには適していないそうです。

70年前から、西式では柿の葉茶を推奨していたと言われるくらい、知っている方がいますね。リンパのお客さまで、私はお母さんから死ぬほど飲まされた経験があります、とおっしゃって、知らないでいたのは、西洋医学にどっぷりとつかっている人だけかもしれません。

70年前の頃の日本の医療は、今でも通用するものがたくさんあります。光線療法しかり、自然療法のマッサージ、然り、電磁波治療器などもたくさんあったようですよ。それが、最近は少しずつ頭を持ち上げて来ています。サプリメントで、身体を壊している方が多いようです。結局、薬と同じ中身なので、摂取する量が、多ければ、副作用が薬よりも大きくなります。我が家のリウマチの娘も、病気になる前、学校の実習中で疲れると言って、毎日、かなりの量のサプリメントを飲んでいました。私もよく飲んでいた方です。身体が楽になって、そのときにはよいのですが、後でその分の疲れがどっと押し寄せてくる感じで、夜勤に入るときだけ飲んでいました。しかし、子どもが病気になってからは、絶対に飲むのは止めました。 西先生のお話からも、サプリメントは、副作用があるので、気をつけた方がよさそうですね。

お問い合わせ
リンパマッサージはNPO法人日本メディカルリンパ協会の指導課を卒業しました。(現在は理事長が亡くなり廃校しましたが、現在はリンパ専門サロンとスクール名を変更して、継続しております。http://www.lymph-alice.com/)。
リンパマッサージのオイルは、ひまし油にグリセリンを半々に薄めて使用しています。ひまし油は安定、酸化しにくい油です。ひまし油はエジプト時代では薬にも使われていたようです。リシノレイン酸という脂肪酸が90%含まれていて、プロスタグランジン受容体に結合、皮膚の賦活作用、鎮痛作用、抗感染症などの様々な効能がしられています。酸化しやすいといわれるリノール酸の含有率は5%です、これは、乳幼児によく使用されているホホバオイルと同等の量です。(科学ニュースの森)。更にラベンダーアングスティフォリアとリトセアの精油で化粧水を作成して使用しています。(日本メディカルアロマ協会のアロマ療法http://www.jmaa-aroma.com/)乳幼児にはラベンダーアングスティフォリアとナチュラルモイストジェルを使用します。
ひまし油は日本薬局方を合格の油を使用しています。

《まこも枕》
お子様の頭痛に使用して見て下さい。
良く眠れるだけでなく、頭の病気にも効果があるようです。
詳しくは、このホームページに書いてありますので、御参照下さい。
ご購入方法は、「一休み庵 042-395-6856」に御連絡下さい。
マコモ茶も販売しています。30~40g500円。煎ると更に美味しいです。